2024/10/04

翼の下面が黄色いノスリの謎(野鳥)換羽中?

 

2023年9月中旬・午後15:00頃・晴れ 

山麓の農村部で道端の電柱の天辺にノスリ(Buteo japonicus)が止まっていました。 
周囲の田畑に潜む獲物を眼光鋭く探しています。 
動画の冒頭で被写体に合焦する前に、ノスリが尾羽を上げながら前傾姿勢になり後方に勢い良く脱糞しました。 

白くて柔らかそうな羽毛が毛羽立っているということは、換羽の途中なのかな? 
しかし、あまり羽繕いをしませんでした。 

私がしつこく動画撮影すると警戒して飛び立ち、少し離れた別の電柱に止まり直す、という行動を何度も繰り返します。 
最後も電柱から飛び立つ瞬間を撮り損ねましたが、遠く離れた電柱に向かって飛ぶ様子を流し撮りできました。 
ノスリが飛び去るシーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@3:29〜) 
広げた翼の下面が黄色いノスリを初めて見ました。 
これはノスリ幼鳥の特徴または換羽中の特徴なのかと思ったのですが、『フィールドガイド日本の猛禽類vol.04ノスリ』という専門的な図鑑を紐解いて調べても、そのような記述はありませんでした。 

参考ブログ:ノスリ幼鳥 共通の特徴は | 南紀ロマンチックワールド
虹彩が淡黄色で、翼角近くの暗色パッチ(矢印)が小さくて隙間が多い特徴は幼鳥に共通しています。 また、ノスリ腹巻と言われる腹部の暗色班、幼鳥は縦班だけが集まって腹巻を形成しています。(ブログ記事より引用)

秋の陽射しに照らされる角度によって、たまたま真っ黄色に見えただけとは考えにくいです。 
ヒトの柑皮症(ミカンの食べ過ぎで皮膚が黄色くなる症状)のように、このノスリも何かおかしな餌を食べてしまい、羽根が黄色く染まった可能性もありますかね?
鳥に黄疸の症状が出ることはあるのか?と思いついてネット検索してみると、羽の黄色化(はねのおうしょくか)を解説した小鳥専門病院のサイトがヒットしました。
肝機能障害や高脂血症、甲状腺疾患などに付随して見られる。黄疸の際の色素である黄色い色のビリルビンが羽に沈着して黄色い羽になると言われている。肝機能障害の場合、「嘴の過長」や「嘴、爪の出血斑」が見られる事もある(3兆候)。別名「Yellow Feather Syndrome(YFS)」とも言われる。
インコやオウムの羽根が黄色くなると、腎機能の低下や老化が疑われるそうです。(猛禽でも当てはまるのかどうか不明)
今回のノスリで眼球が黄色くなっていたかどうか、遠くて分かりませんでした。

私はノスリの個体識別ができていませんが、このエリアを縄張りとする顔馴染みの個体のはずです。
翼の下面が黄色い個体に出会ったのは、後にも先にもこのときだけなのが不思議です。
よそ者のノスリが迷い込んできたのかな?

ノスリは羽ばたきと滑空を交互に繰り返して飛び去り、遠くの電柱の天辺にフワリと止まり直しました。 
着陸前に、一旦高度を下げてから急上昇によって減速する様子がいつ見ても格好よくて惚れ惚れします。 
着陸直後は尾羽を少し下げて左右に振り振り。 
今回観察している間にノスリは鳴き声を一度も発しませんでした。 


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2024/10/03

晩秋に雪が降る山中の水場で獲物を探し歩くニホンイタチ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年11月下旬〜12月上旬 

シーン0:11/27・午後13:08(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。 
里山の水場を自動撮影カメラで監視しています。 
周囲の雑木林から大量に降り積もった落ち葉が池に溜まっています。 
画面の左下から細長い池に流れ込んだ湧き水が右上に流出し、山の斜面を下って沢の源流となります。 


シーン1:11/29・午前4:21(@0:03〜)日の出時刻は午前6:30 
本格的に雪が降りしきる深夜未明にニホンイタチ(Mustela itatsi)が右から登場しました。
岸辺の水際に沿って落ち葉の下や岸の隙間に鼻面を突っ込んで獲物を探しています。 
越冬中の両生類(カエルやサンショウウオ)を探しているのかな?

関連記事(同所で撮影)▶ 


池畔の崖をもう少し(数十cm)上に登ると野ネズミの巣穴があるのですが、このイタチは水際に執着しています。 
雪が溶けた冷水に足を浸しても平気なようです。

後半はイタチが画面の左下(湧き水が池に流入する地点)に長々と留まって何かしていました。 
獲物を捕食したかもしれないのに、画角にしっかり写ってなくて残念無念。 




シーン2:12/1・午後21:22(@1:10〜) 
2日後の晩にもイタチが水場に現れました。 
カメラの電池が消耗していて、わずか1秒間しか暗視動画が撮れていませんでした。 
前回と同じく、池の浅い岸辺を左へ向かう姿がちらっと写っていました。 
一瞬の登場シーンを1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 

※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】
山中の泉でニホンイタチが撮れたのは初めてです。
なんとなく、イタチは平地にテンは山地に棲み分けているようなイメージがあったのですが、そんなこともないようです。

この水場を利用する野生動物は普通、水浴びするか水を飲むのが目的です。
明らかに狩りをするために水場に来たニホンイタチは、かなり異色な存在です。




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ヤマハッカの訪花昆虫を狙ってオオカマキリ♀が待ち伏せするもクマバチ狩りに失敗

 

2023年9月下旬・午前11:55頃・晴れ 

里山の草に覆われた斜面で褐色型のオオカマキリ♀(Tenodera sinensis)が笹の葉(種名不詳)の上に乗っていました。 
周囲でヤマハッカの群落が花を咲かせているので、オオカマキリ♀は訪花昆虫を狙って待ち伏せしているようです。 
虫が近くに来る度に向きを変えて、狙いを定めます。 

ヤマハッカの花畑では実際にキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)やシロオビノメイガ(Spoladea recurvalis)などが吸蜜していました。 

関連記事(同所同日の撮影)▶  


オオカマキリが狩りをする瞬間が撮れるのではないかと期待して、ハイスピード動画に切り替えて長撮りしてみたものの、獲物がカマキリの手が届く射程距離になかなか入ってくれません。(その映像は退屈なので割愛) 
シロオビノメイガがヤマハッカの花から飛び立つと、オオカマキリ♀はそっちを見ました。 

遂に、オオカマキリ♀が待ち伏せしている笹の葉の近くに咲いたヤマハッカの花にクマバチが飛来しました。 
耳を澄ますと、クマバチが羽ばたく重低音の羽音♪が聞こえます。 
オオカマキリ♀は笹の葉の縁から身を乗り出して鎌を素早く一閃しました。 
カマキリがぶら下がるようにササの葉陰に隠れてしまったので、狩りの成否を見届けられませんでした。 
私がなんとか撮影アングルを変えて草むらの隙間から覗き込むと、オオカマキリ♀は獲物を捕食していませんでした。 
右の鎌を舐めて掃除し始めました。 
クマバチの羽音が鳴り続けていますし、狩りは失敗だったようです。 
もしもクマバチ♀がオオカマキリ♀の鎌で捕らえられたときに毒針や大顎で反撃するかどうか興味があったのですが、間一髪で天敵から逃げ延びたようです。 


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別個体のオオカマキリ♀@ヤマハッカ花畑+獲物待ち伏せ

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