2024/09/30

晩秋の渓流から飛び去る警戒心の強いヤマガラ(野鳥)

 

2023年11月中旬・午後13:50頃・くもり 

里山の砂防ダムに前後を挟まれた渓流でエナガやヤマガラなど野鳥の混群がにぎやかに鳴き交わしながら♪集まっていました。 
渓流で午後の行水をしに来たようです。 
晩秋の渓流には周囲の雑木林から降り積もった落ち葉が大量に溜まっています。 

ヤマガラSittiparus varius)は私を警戒して、水浴シーンをしっかり撮らせてくれませんでした。 
川岸の茂みの陰に隠れながら渓流で水浴し、私が横にそっとずれて撮影しようとしても、すぐに飛び去ってしまうのです。 
ヤマガラが飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 

予め近くにブラインドを張って待ち伏せすれば、水浴シーンをじっくり隠し撮りできそうです。 
フィールド日記、個人的な備忘録として残しておきます。

2024/09/29

秋が深まっても山中の水場に飛来するコウモリ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年11月下旬 

シーン0:11/20・午後14:52・雨(@0:00〜) 
明るい時間帯にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。 
里山の湧き水が貯まる池に周囲の雑木林から落ち葉が降り積もり、浅くなっています。 
泉の水は画面の左下から右上に向かって流れ、その先では斜面を下って沢の源流となります。 
雨が降っていて、水面に波紋が広がります。 


シーン1:11/21・午後18:23(@0:04〜)日の入り時刻は午後16:27。 
ある晴れた晩に、コウモリの仲間が飛来しました。 
晩秋でも山のコウモリは未だ冬眠していませんでした。 

水場の上空を低く旋回して飛び去る間際に一瞬だけ着水しました。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイすると(@0:16〜)、水面の2箇所から連続して波紋が広がりました。
旧機種のトレイルカメラで撮れた動画は、フレームレートが15fpsしかないので、野生動物の行動が素早いと、スローモーションにしても何をしているのかしっかり捉えることができません。 
コウモリが飛びながら一瞬で水を飲んでいるのか、それとも水浴しているのか、という問題を長年解決できないでいます。 
晩秋の夜は気温も下がって肌寒いはずですから、コウモリがわざわざ冷水で水浴・冷却するだろうか?という疑問が生じます。 
同じ恒温動物の鳥は真冬でも水浴しますから、寒さは問題ないのかもしれません。
旧機種のトレイルカメラでは、動画撮影時に気温のデータが取得できないのが残念です。 


シーン2:11/26・午後20:39(@0:38〜) 
5日後の晩にもコウモリが飛来しました。 
池の岸辺には、前日に降った初雪がまだ残っています。 
監視カメラの電池が消耗していて、わずか5秒間の映像しか撮れていませんでしたが、水場で飛び回るコウモリがしっかり写っています。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:43〜) 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 

初雪が降る前後にもコウモリが冬眠せずに活動しているとは意外でした。 
ただし、水場に飛来する頻度はかなり減りました。
獲物となる虫がまだ活動しているのでしょうか? 
コウモリが冬尺蛾を狩っているとしたら、面白い話です。 

ポットマム(赤)の花を舐めるオオハナアブ♂とナミハナアブ♂♀の群れ

 

2023年11月中旬・午後13:25頃・晴れ 

民家の裏庭の片隅に咲いたポットマム(赤)というキク科の園芸植物にハナアブ類の大群が訪花していました。 
オオハナアブ♂(Phytomia zonata)およびナミハナアブ♀♂(Eristalis tenax)が口吻を伸縮させて花蜜や花粉を舐めています。 
他に名前を知らないハエも訪花しています。

黄色のポットマムも隣に咲いていたのですが、とある理由があって、赤い花の品種にだけ注目しました。 


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