2023/11/22

山中の泉に産み付けられたアズマヒキガエルの卵塊

 



2023年4月下旬・午後13:30頃・晴れ 

山中の湧き水が溜まった水場に11日ぶりの定点観察に来ました。 
先に産み付けられていたトウホクサンショウウオ卵塊の変化については、別の記事にします。 

前回は無かったのに、新たにアズマヒキガエルBufo japonicus formosus)の卵塊が浅い池の水中にニョロニョロと大量に産み付けられていました。 
細長い透明なゼラチン質で心太ところてんのようです。 
その中にタピオカのような黒い卵が点々と並んでいます。 

ポプラ社『いろいろたまご図鑑』によると、
ヒキガエルのたまごのかたまりは、まるで寒天のひものようだ。長さは8mにもなることがある。この中に、小さなたまごが数千個もはいっている。 
 たまごは黒く、太陽の光を受けて温まりやすくなっている。早春に産卵するカエルのたまごに黒いものが多いのは、太陽の熱を利用するためかもしれない。(p182より引用)

動画を撮りながら右手を池の水中に差し入れて、ヒキガエルの卵塊を素手ですくい上げて見ました。 
細長い卵塊はヌルヌルで掴みにくく、持ち上げると途中で(切れて?)落ちてしまいます。 
黒い卵は球形で、胚発生は未だ進んでいないようです。 
最近産み付けられたばかりなのでしょう。 
あるいは湧き水の水温が低いので、胚発生が緩慢なのかもしれません。 
水温を測るべきなのに、温度計を持ってくるのを忘れてしまいました…。 

夏になるとこの泉にはアズマヒキガエルの黒い幼生(オタマジャクシ)が大量に居ることが分かっています。
残るミッシングリンクは繁殖行動です。

今回は池に親カエル(成体)の姿を1匹も見つけられませんでした。 
私が繁殖池に来たので水底に堆積した落ち葉の下などに逃げ込んでしまったのか、それとも今季の繁殖活動(カエル合戦)は既に終わって解散した後なのかもしれません。

残念ながら今季はアズマヒキガエルの繁殖行動(カエル合戦)を見逃してしまいました。 
どうやら今年はヒキガエルの繁殖期が例年よりも早く始まったようです。 
頻繁に定点観察したくても、ここまで登ってくるのが体力的にきついです。
無人カメラを設置してヒキガエルの繁殖行動(産卵)を動画に記録したくなりますけど、変温動物の両生類がいくら激しく動き回ってもトレイルカメラの温度センサーは反応してくれないので役に立ちません。
次善の策として、来年はインターバル撮影(タイムラプス)で記録してみようかな? 
財力があれば、携帯電話と連動して遠隔操作できるライブカメラを設置してみたいところです。


つづく→
 

2023/11/21

深夜の丸木橋を渡る野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年4月下旬 

小川に架かる天然の丸木橋を渡る野生動物を自動センサーカメラで見張っています。 

シーン1:4/28・午後13:04・(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の状況です。 
画面の手前から奥に向かって小川の水が穏やかに流れています。 


シーン2:4/30・午前0:26・(@0:03〜) 
深夜に野ネズミ(ノネズミ)らしき小動物がニセアカシア倒木を渡って右岸から左岸に渡りました。 

真夜中なのに、なぜか逆光の強力な光源(サーチライト?)で照らされているように見えます。 
対岸に設置した別のトレイルカメラが照射する赤外線LEDにしてはアングルがおかしいですし、水面に反射しているにしても説明がつきません。 

シーン2:4/30・午後17:54・(@0:13〜) 
明るくなってから判明したのですが、トレイルカメラのレンズに覆い被さるように手前の右から雑草の若葉が伸びていました。 
下草の葉先がカメラの赤外線を至近距離で反射していたのです。 
トレイルカメラをローアングルで木の根元近くに固定していたのが仇となりました。
春から初夏にかけて下草の成長が旺盛になりますから、監視カメラを長期間設置するときには、それも考慮に入れて対策しないといけません。 (予め下草を刈っておくなど)
長期間放置して無駄撮りが多いとガッカリするので、なるべく頻繁に現場の様子を見に来るのが一番ですね。
理想を言えば、水路内に頑丈な三脚を立てて丸木橋を正面から狙いたいところです。
しかし突然の大雨や上流のダムからの放水などがあると小川の水量が増し、三脚ごとカメラが流されてしまいそうで怖いです。
それからカメラが目立ってしまうと誰かに見つかって悪戯されたり盗難されたりするリスクもあります。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 



セイヨウタンポポの花蜜を吸うツバメシジミ♂【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年4月下旬・午後14:40頃・晴れ 

農道の横に咲いたセイヨウタンポポの群落でツバメシジミ♂(Everes argiades hellotia)が訪花していました。 

初めは翅を半開きのまま吸蜜していました。 
やがて翅をときどき開閉するようになりました。 
次はしっかり閉じた翅の後翅を互いに擦り合わせています。 
後翅の尾状突起を触角のように動かす自己擬態の行動です。 

セイヨウタンポポの花からツバメシジミ♂が飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:44〜)

この組み合わせは初見です。 
個人的に、ツバメシジミの成虫をこんな早い時期に見たのも初めてです。 
本種は幼虫で越冬するのだそうです。 
温暖化で羽化が早まっているのでしょうか? 
 

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