2023/08/18

ホンドタヌキがニセアカシア真下の雪深い溜め糞場で排便【トレイルカメラ:暗視映像】

2023年1月上旬 

これまでホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が通う河畔林の溜め糞場rvをトレイルカメラで長期間の定点観察をしてきました。 
しかし、どうもメインの溜め糞場として使われていないようで、タヌキの登場(排便)頻度が低いです。 
雪が積もったので、雪面に残るタヌキの足跡を辿ってみることにしました。 
すると、川沿いを下流に数百m移動した地点でニセアカシア大木の根本に新たな溜め糞場bLを発見。 
雪面の足跡を追跡できるのが雪国の強みです。
新鮮な糞が残されていたので、早速トレイルカメラを設置し直して、溜め糞場bLを見張ることにしました。






カメラを設置した日の夜から大雪が降り、レンズの直前に雪塊が積もったせいで、監視カメラの視界が遮られてしまいました。
その隙間から辛うじてタヌキらしき姿が何度か写ったのですが、どうもはっきりしません。(映像公開予定?)

 

2023年1月中旬 

シーン1:1/12・午前0:06・気温0℃・(@0:00〜) 
レンズの手前に積もった雪塊がようやく溶け落ちて、ようやくクリアな暗視映像が撮れました。 
深夜に右から(下流側から)来たタヌキが溜め糞場bLの手前で左折し、画面の右下に消えました。 
まさかトレイルカメラの赤外線照射エリアを警戒して迂回したのかな? 
新雪にタヌキの足跡が残ります。 


シーン2:1/13・午前2:21・気温-4℃・(@0:07〜) 
翌日も深夜にタヌキが登場。 
前回と同じコースで通り過ぎたタヌキがちらっと写っただけです。 
画面が少し曇っているのはレンズに霜が降りたのでしょうか。 


シーン3:1/13・午前5:54・気温-4℃・(@0:13〜) 
約3.5時間後の未明にタヌキが再登場。 
同一個体が戻って来たのか、別個体のタヌキなのか、不明です。 
小雨がしとしと降っていて、全身の毛皮が濡れています。 
画面の上から(西から)溜め糞場bLに来ると、頭を左に向けて(南向き:上流向き)排便しました。 
タヌキが西に立ち去ると、雪面に新鮮な固形糞が少量残されていました。 


シーン4:1/13・午後13:17・気温13℃・(@0:49〜) 
同日の昼過ぎの状況です。 
寒暖差が激しく、晴れると13℃まで気温が上昇しました。 
雪面からの照り返しが眩しいです。
林床の雪原に河畔林(落葉樹ニセアカシア)の影が落ちています。 

7.5時間前に排泄されたばかりのタヌキの糞は、雪の中に少し沈下していました。 
排便直後は体温(直腸温)の予熱でホカホカと温かい上に、晴れた日中は黒っぽい糞が太陽熱で温められるために、雪を溶かしながら沈んでいくのです。 

これで厳冬期にホンドタヌキが排便に通っているという証拠映像が得られました。
しかし驚いたことに、この溜め糞場bLはホンドテンも共有していることが分かりました。
糞便臭による匂い付けで互いに張り合っているのでしょうか?(縄張り争い?)




つづく→

朝の川岸で羽繕いしながら羽根を乾かすカワウ(野鳥)

 

2022年8月上旬・午前6:35頃・晴れ 

カワウPhalacrocorax carbo hanedae)が止まり木として長年好んで使っている川岸の倒木があります。
最近の大雨で増水したのに、意外にも倒木は流出していませんでした。 




早朝から様子を見に行くと、カワウは未だ1羽しか来ていませんでした。 
右岸の倒木に上流を向いて止まり、大きく広げた翼を扇いで乾かしながら胸元の羽毛を嘴で整えています。 
倒木の辺りは木陰になっていて朝日が未だ射していません。 
朝日が高く昇れば、日光浴できるようになるでしょう。 

カメラを左にパンすると、枝葉が茂ったまま川に架ける橋のように大きく倒れた長いニセアカシア倒木にはカワウが1羽も止まっていませんでした。 
川面スレスレを低く飛んで左岸へ行ったのは、おそらくカイツブリでしょう。(@0:28〜) 
辺りではミンミンゼミ♂が鳴いており♪、ハグロトンボ同士が縄張り争いしています。

2023/08/17

ニセアカシア真下の雪深い溜め糞場で排便する冬毛のホンドテン【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年1月上旬〜中旬 

雪の積もった河畔林でニセアカシア(別名ハリエンジュ)大木の真下にタヌキが残したと思しき溜め糞場bLを新たに見つけました。 
早速トレイルカメラを設置して監視すると、タヌキではなく意外な珍客が何度も写りました。 


シーン1:1/7・午前2:15・気温-5℃・(@0:00〜) 
深夜に野生動物が登場し、監視カメラが起動しました。 
ニセアカシア大木に巻き付くフジの太い蔓にトレイルカメラを固定していました。 
根本の溜め糞場bLを見下ろすようにカメラ自体を俯角に設置すれば雨雪でレンズが濡れる心配はありません。 
ところが、直後に大雪が降ってフジ蔓の下部に雪が積もり、レンズ左側の視界を遮ってしまいました。 
レンズのすぐ目の前に雪が積もる可能性は全く想定外でした。 
自動ワイパーのような装置を付けたくなりますが、トレイルカメラの消費電力がますます増えそうです。
カメラの照射する赤外線を手前の雪塊が至近距離でほとんど反射してしまい、映像が眩しくて仕方ありません。 
手前の雪が露出オーバーで、肝心の奥が暗くなっています。 

動画編集時に逆光補正してみると、謎の獣の正体はタヌキではなく冬毛のホンドテンMartes melampus melampus)でした。 
ニセアカシアの根本の雪面を左から右へ横切り、雪に埋もれた溜め糞は素通りしました。 

同じ流域の河畔林で前の冬にテンがトレイルカメラに写っていたので、少し離れた今回の地点でもテンが撮れたのは不思議ではありません。(同一個体かも?)




シーン2:1/6・午後19:36・気温-2℃・(@0:07〜) 
順番が逆になりましたが、前日の晩にもテンが出没していました。 
右から登場すると、溜め糞場bLを横切って左の死角にスルスルッと消えました。 
テンは一体何をしに通っているのでしょう? 


シーン3:1/14・午後23:48・気温4℃・(@0:15〜) 
カメラの視界を遮っていた雪塊が溶け落ち、ようやく見晴らしが良くなりました。 
タヌキの溜め糞は新雪の下に埋もれています。 

深夜に登場した冬毛のホンドテンがニセアカシアの木の根元の匂いを嗅いでいるようです。
木の根元に尿でマーキングした可能性もありそうですが、この撮影アングルでは分かりません。 
やがて身を翻して画面右下に走り去りました。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:33〜) 
胴体も尻尾も白く、足だけが黒い靴下を履いたように黒い毛に覆われています。 


シーン4:1/18・午前4:16・気温-7℃(最低気温を更新)・(@0:51〜) 
4日後の未明、遂にホンドテンの全身像を暗視映像で記録できました! 
林床の積雪が少し溶けた結果、タヌキ?の溜め糞bLが再び雪面に露出しました。 
右から登場した白いテンが、糞の匂いを嗅いでいます。 
驚いたことに、テンはニセアカシア大木に向かって(画面下を向いた姿勢で)排便しました! 
この溜め糞場bLは複数種の哺乳類の共同トイレだったのです!(タヌキ、キツネ?、ホンドテン) 
脱糞後のテンはニセアカシアの木の根元で何かしています。 
尿マーキングではないか?と予想するものの、監視カメラをもう1台増やして別アングルで撮らない限り分かりませんね。 
テンは方向転換して自分の糞の匂いを嗅ぐと、左へ立ち去りました。 
雪面には新鮮な細長い糞が1個追加されていました。 
未明の極低温(放射冷却現象?)により雪面はクラスト凍結してるので、テンが歩いても足跡は残りません。 

テンの排便シーンをしっかり動画撮影できたのは初めてです。


シーン5:1/15・午前2:01・気温4℃・(@1:14〜) 
順番が前後してしまいましたが、数日前の深夜にもテンらしき白毛の獣がちらっと写っていました。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:17〜) 
溜め糞場には立ち寄らなかったようで、左に素早く移動する後ろ姿だけでした。 

ニセアカシアを主体とする河畔林は冬に落葉すると吹きさらしとなります。 
強風が吹くと、カメラを設置したニセアカシア老木が左右に大きく揺れ、センサーが誤作動しがちです。






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