2023/08/17

ヒメウコギの花に集まるヒラタハナムグリ♂

 

2021年5月下旬・午後16:45頃・晴れ 

山形県南部では棘のある落葉灌木ウコギを生け垣として植栽し、若葉を食用とする伝統があります。 
民家の生垣で見慣れない微小の甲虫がヒメウコギに訪花していました。 
ヒメウコギの花粉や花蜜を食べているようです。 

コアオハナムグリにしては異常に小さいです。 
よく見ると、鞘翅にゴツゴツした小さな突起が2対あります。 
マクロレンズを装着して接写すればよかったですね。 

微小甲虫の名前が分からなくてずっとお蔵入りにしていた動画です。
最近『くらべてわかる甲虫1062種』という図鑑をパラパラと眺めていたら、ヒラタハナムグリNipponovalgus angusticollis angusticollis)だろうと判明しました。 
別の古い図鑑にも標本写真が載っていたのですが、原寸大のため印刷が潰れて細部が見えず、役に立ちませんでした。 
電子書籍の図鑑は写真を自由に拡大できるので便利です。

別の花序にもう1匹のヒラタハナムグリを発見。 
本気で探せば、ウコギの生け垣でもっと多数のヒラタハナムグリが集まっているのを見つけられたかもしれません。 
花に来るヒラタハナムグリは♂で、♀は朽木に集まるのだそうです。 
(ほんまか?と内心疑ってしまいます。私も調べてみたいので、こんなに小さな甲虫の性別を外見でどう見分けるのか、教えて欲しいです。) 

アリ(種名不詳)もウコギの花に集まり、吸蜜したり蜜源植物を防衛(ガード)したりしているようです。 
硬い鞘翅に守られている甲虫に対しても、アリは脚を噛んだりして攻撃できるはずなのに、ヒラタハナムグリ♂はアリに攻撃・排除されず見逃されているのが不思議でした。
まさか体表の組成を化学的にアリ擬態しているのでしょうか?
このアリの種類をどなたか教えてください。
クロヤマアリではなさそうです。
 

2023/08/16

獲物を求め三毛猫は枯野を駆けめぐる

 

2022年11月中旬・午後15:30頃・くもり 

山麓の農村部にて枯れ草に覆われた原っぱ(休耕地)を散歩するイエネコFelis silvestris catus)を発見。 
体色は白がメインで、所々に黒と茶色の模様がある不思議な三毛猫でした。 
下半身の模様も独特(左右非対称)で、右脚だけ茶色が入り、左脚は黒。 
遺伝学的な理由により、三毛猫は♀と考えてほぼ間違いありません。 
後ろ姿の股間で外性器を確認しようとしても、草むらに隠れてよく見えませんでした。 

枯れ草の茂みの奥に野ネズミ(ノネズミ)などの獲物が潜んでいるのか、三毛猫♀は尻尾の先を左右にくねらせながら様子を伺っています。 
枯れ草のトンネルを通り抜け、奥の土手を登ると、休耕地を探索しています。 
コオロギなどの虫を捕食しようと探し歩いているのかもしれません。

ヤマオニグモ(蜘蛛)の垂直円網に囚われて暴れるヒグラシ

 

2022年7月中旬・午後14:00頃・晴れ 

里山の斜面を直登する細い山道が廃れて使われなくなり、左右から灌木の枝が伸び放題になっていました。 
そこを少し整備すると、ヤマオニグモAraneus uyemurai)などが網を張るようになりました。 
クモの巣に捕らわれたセミが逃れようと必死に羽ばたいて暴れていました。 
(私が獲物をクモの網に給餌したヤラセ映像ではありません。) 
鳴き声を発してないので♀かもしれません。

同定のために暴れるセミを手にとってじっくり接写すべきでしたが、夏の廃道登山でヘロヘロにへばっていた上に先を急いでいたので動画に撮っただけです。 
腹部全体が茶色く透けて見えるのでエゾハルゼミまたはヒグラシだと思うのですが、エゾハルゼミは時期的に少し遅いです。 
周囲でカナカナカナ…♪と寂しげに鳴き交わしているのは、ヒグラシ♂(Tanna japonensis)でした。 

セミがかなりパワフルに羽ばたいても、粘着性のあるクモの横糸は強力で切れません。 
獲物が疲れておとなしくなるまで、網の主はどこかに避難しているようです。 
以前ここにヤマオニグモAraneus uyemurai)が造網しているのを見ています。 


ランダムに記事を読む