2023/08/02

脱糞中のヤマナメクジを裏返してみる

 

2022年9月中旬・午後13:50頃・くもり 

低山の尾根道でヤマナメクジMeghimatium fruhstorferi)を発見。 
黒っぽい個体でした。 
辺りの地面を這い回った軌跡として、体表から分泌される粘液がカピカピ(テカテカ)に乾いたまま残っていました。 
現場では気付かなかったのですが、動画をよく見ると、頭部の横から金魚のフンのような細長い糞がニョロニョロと伸びていました。 
脱糞シーンを微速度撮影すれば面白そうです。 

採寸した後で定規を使ってヤマナメクジを仰向けにひっくり返すと、腹面は白色でした。 
この個体はなぜか動きがひどく鈍く、自力で起き上がろうとしません。 
2か月前に出会った個体とは大違いです。 
ナメクジも擬死するのかな? 

関連記事(2か月前の撮影):▶ 仰向けにしたヤマナメクジが起き上がるまで

採集して飼育してみようか迷ったのですけど、暑い時期だと家に持ち帰るまでに衰弱しそうで諦めました。 


2023/08/01

河畔林の溜め糞場へ排便に通うホンドタヌキ:2022年12月上旬~中旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2022年12月上旬~中旬 

河畔林の溜め糞場rvに単独で通ってくるホンドタヌキNyctereutes viverrinus)をまとめました。 
個体識別できていないので、計何頭が写っているか分かりません。


シーン1:12/5・午前03:45・(0:00~) 
カラスに悪戯されたのか、トレイルカメラが変な角度にずれています。
画面下端のやや左寄りの林床に黒々と写っている領域が溜め糞です。 
みぞれの降る未明に、タヌキが地面の匂いを嗅ぎながら、溜め糞場rvからゆっくり立ち去りました。 


シーン2:12/8・午前5:38・(0:19~) 
小雨の降る夜明け前に来たタヌキがおそらく脱糞中だったのに、カメラの電池切れで録画が打ち切られてしまい残念無念。 


シーン3:12/12・午前4:53・(0:28~) 
カメラの設置アングルを改善しました。 
夜明け前にタヌキが来たものの、右の溜め糞Rをチェックしただけで、排便せずに立ち去りました。 

そろそろ林床に根雪が積もります。 
ホンドタヌキはエゾタヌキと違って冬ごもりをしません。

つづく→

ハリギリ倒木の縦溝に卵を産み付けるミカドフキバッタ♀

 

2022年8月下旬・午後12:45頃・くもり 

里山の斜面に倒伏したまま放置されたハリギリ(別名センノキ)巨木の幹に2匹のミカドフキバッタ♀♂(別名ミヤマフキバッタ;Parapodisma mikado)が乗っています。 
よく見ると、ハリギリの樹皮に特有の縦に裂けたような深い溝に腹端の産卵管を挿し込んでいました。
1匹目♀aは、左の触角が途中から欠損している個体でした。 

 
ハリギリの大木は樹皮が苔むしているために、溝の中は適度に湿り気がありそうです。 
孵化したミカドフキバッタの幼虫は倒木の材を食べるはずがないので、すぐに自力で分散して周囲の草を適当に食べるのでしょう。 
通常フキバッタ類の♀は地中に穴を掘って産卵するぐらいですから、 母親♀は幼虫の食草・食樹に直接産卵するのではなく、とりあえず安全に孵化できそうな場所に卵を産み付けているだけなのでしょう。 


関連記事(同所で約2週間前の撮影) ▶:ハリギリ倒木の幹の縦溝に産卵するミカドフキバッタ♀の群れ


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