2022年8月中旬・午前8:50頃・晴れ
田園地帯の道端に咲いたノブドウのマント群落で多数のマメコガネ(Popillia japonica)が訪花していました。 花から花へ忙しなく飛び回り、どの個体を撮るか目移りしてしまいます。
花蜜や花粉を食べに来たようです。
♂は交尾相手の♀を探す目的もありそうです。(探雌飛翔)
マメコガネの飛翔シーンを240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:20〜)
飛翔中は脚を大きく広げた姿勢です。
ハナムグリ亜科とは異なり、スジコガネ亜科に属するマメコガネは鞘翅を大きく広げ、後翅を羽ばたかせて飛んでいます。
空気抵抗のことはあまり考えていません。
しかも翅の建てつけが悪いようで、 飛翔中に広げた鞘翅がガタガタと激しく振動しています。
このようにマメコガネの飛翔行動は無駄が多く、進化・改善の余地がありそうです。
後翅の羽ばたきは速過ぎて、ハイスピード動画でも見えませんでした。
着陸してしばらくすると、閉じた後翅を畳んで鞘翅の下へ完全に収納します。