2022/11/18

アカマツの樹上から聞こえるニイニイゼミ♂の鳴き声♪を声紋解析してみる

 

2022年7月中旬・午後15:25頃・晴れ 

里山で幅広い稜線を下山していると、アカマツの樹上からチィー♪というニイニイゼミ♂(Platypleura kaempferi)の特徴的な鳴き声が聞こえました。 
今回も鳴き声の主を見つけられませんでした。 (悔しいことに、セミプロじゃない私は一度も鳴いているニイニイゼミの姿を見つけたことがありません。) 
ニイニイゼミの体色は、木の幹に止まると見事に紛れる迷彩色になっています。 
近寄ってじっくり探そうとすると、警戒して鳴き止んでしまいます。 
仕方がないので、アカマツを見上げて鳴き声だけ採集(録音)しました。
耳を澄ますと、遠くでウグイス♂もかすかに鳴いていますね。

ニイニイゼミ♂の鳴き声を声紋解析してみる

オリジナルの動画ファイルから音声パートをWAVファイルに抽出してから、ノイズの少ない冒頭部を切り出してスペクトログラムを描いてみました。
音程が途中から上がります。
野鳥の囀りとは違い、きれいな倍音構造は認められませんでした。




 

↑【おまけの動画】 
「松尾芭蕉の詩が引き起こした蝉の大論争【ゆるむし学ラジオ】」

2022/11/17

洪水が引いた後に川岸の獣道を通る夏毛のニホンノウサギ【トレイルカメラ:暗視映像】

前回の記事:▶ 川沿いの護岸で夜に下草を食べる夏毛のニホンノウサギ【トレイルカメラ:暗視映像】

2022年8月上旬・午前00:40頃・ 

線状降水帯による集中豪雨で川が増水した2日後、コンクリート護岸に沿った獣道はすっかり水が引いていました。 
緩やかなスロープになっている護岸には、漂着した落枝や土砂、ゴミなどが散乱しています。
夏毛のニホンノウサギLepus brachyurus angustidens)が深夜に現れ、ゆっくりと左へ(上流側へ)トラバースして行きました。 
短い登場シーンを1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 
水害でも難を逃れて無事だったようで一安心。

ツルフジバカマの花で採餌するクロマルハナバチ♀

 

2022年8月上旬・午後17:00頃・くもり 

線路沿いに咲いたツルフジバカマの群落でクロマルハナバチBombus ignitus)のワーカー♀が訪花していました。 
マメ科植物に特有の蝶形花に正当訪花を繰り返しています。 
吸蜜する蜂の後脚をよく見ると、花粉籠に白っぽい花粉団子を少量付けていました。 
近くに咲いているヒルガオには全く訪花しませんでした。 

関連記事(7年前の撮影)▶ クサフジの花で採餌するクロマルハナバチ♀

私は今までこの仲間を十把一絡げに「クサフジ」と認識していました。 
今回の植物は、小葉も花もクサフジより大振りなので帰化植物なのかと思い植物図鑑で調べると、よく似たツルフジバカマと知りました。 
これでまた身近な植物を見る解像度がひとつ上がりました。 
ピッキオ『花のおもしろフィールド図鑑:夏』によると、
クサフジ: 小葉は18〜24枚 小葉と呼ばれる細い葉が20枚ぐらいついていて、全部ひとかたまりで1枚の葉です。 ツルフジバカマ: 小葉は10〜16枚 花の大きさもクサフジにくらべて一回り大きいので、ちょっと立派に見えます。また、梅雨の頃咲き出すクサフジに比べて、ツルフジバカマは花の時期が遅く、夏から秋にかけてたくさん花をつけます。 (p54-55より引用)

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