2021/11/21

夜の山道を飛び回るコウモリ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2021年8月下旬・午後22:34・気温14℃ 

里山の尾根道に設置したトレイルカメラ(無人センサーカメラ)に夜行性コウモリ(種名不詳)の飛翔シーンが写っていました。 
一瞬だけカメラの前を横切り、パタパタ♪と羽ばたき音が聞こえました。 
起動したトレイルカメラの電子部品が発する微弱な超音波に反応しているのでしょうか? 

バットディテクター(コウモリ探知機)とトレイルカメラを組み合わせて、コウモリが発する超音波の鳴き声も同時に記録できたら面白そうです。 
鳴き声の声紋でコウモリの種類を同定できる可能性があるからです。 
山の中を飛ぶコウモリは、街なかでよく見かけるアブラコウモリとは違う種類ではないかと期待できます。
バットディテクターがコウモリの超音波をヒトの可聴域に変換する方式は幾つかあるらしいのですが、その一つに「タイム・エキスパンション式」があります。
タイムエキスパンション式(Time Expansion:時間軸延長式) 録音(書き込み)した鳴き声データを録音時より 1/10 程度の遅いスピードで再生し、人が聴こえる音にする方式である。コウモリの鳴き声を加工(変換)しない方式で、コウモリの超音波がそのまま記録できる。コウモリの種は、記録した超音波をソナグラム化することで、判断する。(wikipediaより引用)
試しに撮れた動画ファイルを1/10倍速のスローモーションでリプレイしてみたのですが、コウモリの羽ばたき以外の鳴き声は録音されていませんでした。 
スペクトログラムを描いてもコウモリの声紋は得られませんでした。 
なぜ駄目なのか素人に理屈は分かりませんが、やはり専用のバットディテクターが必要になるようです。 

実は3時間前にも飛来したコウモリがトレイルカメラの画面をチラッと横切っていました。 
あまりにも一瞬で、しかもコウモリの全身が写ってなかったので、その動画は割愛。 
トレイルカメラで何も撮れてない無駄な空打ち動画の多くは、コウモリが素早く横切って赤外線センサーを起動したと思われます。

今回のトレイルカメラは山道に残されたタヌキの溜め糞に狙いを定めています(画面中央)。
もし夜も溜め糞に夜行性の昆虫が群がり、その虫をコウモリが繰り返し捕食しに来たら面白いですね。
しかし、糞虫などは糞塊の下に潜って(隠れて)しまいますし、暗い夜はハエも飛びません。

新型コロナ・ウイルスのパンデミックの影響で、野生コウモリのフィールドワークが世界中で滞ることになりました。 
ウイルスの自然宿主がコウモリではないかと疑われているため、洞窟などのコロニーに入って調査するのも躊躇ってしまいます。 
ウイルスを防ぐ完全防護服が必要になりそうです。
バットディテクターのネット通販サイトも軒並み販売中止になっています。
(メーカーが倒産したのではないかと心配です。)
山中にトレイルカメラを仕掛けると、夜行性コウモリの活動も撮れることが分かりました。 
フィールドに無人カメラを仕掛けるだけなら感染の心配は無いでしょう。 

ミソハギの花蜜を吸うキタキチョウ【HD動画&ハイスピード動画】

 

2021年8月下旬・午後12:20頃・くもり 

農村部の道端に咲いたミソハギの灌木にキタキチョウ(Eurema mandarina)が訪花していました。 
翅をしっかり閉じたまま赤紫の花から吸蜜しています。 
なぜか白飛びしてしまい、翅裏の斑紋がよく見えません…。 
翅裏の本当の地色は薄く淡いレモン色です。 
そこにソバカスのような黒い点々の斑紋があるはずなのです。

キタキチョウがミソハギの花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:20〜) 

ちなみに、遠くで何度も鳴り響く発砲音♪は、里の農地から野生ニホンザルの群れを山へ追い払うために脅かす空砲です。

2021/11/20

イチジクの熟果を舐め枝を登るシロテンハナムグリ

 

2021年8月下旬・午後14:30頃・くもり時々小雨 

道端の庭木として植栽されたイチジク(無花果)の果実が一部熟しました。 
様々な昆虫に食害を受けたイチジク熟果は発酵して干し柿のような茶色に変色しています。 
過熟した果実に数匹のシロテンハナムグリ(Protaetia orientalis submarumorea)が群がり、果肉を舐めていました。 
クロオオアリ(Camponotus japonicus)のワーカー♀も来ていますが、シロテンハナムグリを攻撃(占有行動)したりしませんでした。 
熟果にしがみついたシロテンハナムグリが鞘翅をヒクヒクと上下させている(軽く開閉)のは飛び立つ前の準備運動かと思ったのですが、結局飛びませんでした。 

やがて、1匹のシロテンハナムグリがイチジク熟果を上に移動し始め、枝を更に上へと登って行きます。 
小雨が降った後なので、鞘翅に水滴が付いています。 
赤く熟しかけたイチジク果実の横を通り過ぎると、それ以上枝を上に登っても未熟果しか無いので、何が目的なのか分かりません。 
枝の天辺から飛び立ったのかもしれませんが、他の虫の活動に気を取られた私は、その後シロテンハナムグリがどうなったのか、見届けられませんでした。

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