2021/07/17

ドウダンツツジの花で採餌するムナカタハキリバチ♀(=スミゾメハキリバチ)

 

2021年5月上旬・午後15:20頃・晴れ 

農村部の民家の生垣に植栽されたドウダンツツジに白い花が咲いています。 
そこに真っ黒なムナカタハキリバチ(別名スミゾメハキリバチ)♀(Megachile willughbiella sumizome)が訪花していました。 
正当訪花で吸蜜を繰り返しています。 
花から飛び立ったときに腹部下面に橙色のスコパが見えました。 

この組み合わせは初見です。 
そもそも、ムナカタハキリバチ(=スミゾメハキリバチ)を春のこんな早い時期に見かけたのは初めてかもしれません。
念のために『日本産ハナバチ図鑑』で調べてみると、ムナカタハキリバチの発生期は「本州〜九州では地域により5〜8月」と書いてありました。(p323より引用)

実は複数のハナバチ類がドウダンツツジの花の周囲を忙しなく飛び回っていたのに、あまりにも動きが高速過ぎてほとんど撮れませんでした。 
この動画も1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると(@0:50〜)、冒頭で別個体のムナカタハキリバチ♀および別種のハナバチ(マメコバチ♂?)も飛び回っていました。 

※ ハチの羽音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。

春風に吹かれて飛ぶセイヨウタンポポの綿毛:種子の風散布

 

2021年5月上旬・午後14:30頃・晴れ 

田園地帯の農業用水路沿いに咲いたセイヨウタンポポの群落から白い冠毛の付いた種子が強風に乗ってパラシュートのように飛散していました。 
タンポポ種子の風散布を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:31〜) 

ハイスピード動画でも撮ってみたいのですが、風は予測不能で今回は無理でした。 

2021/07/16

マメコバチ♂の探雌飛翔と♀の交尾拒否

 

2021年4月下旬・午後14:45頃・晴れ 

リンゴ園でマメコバチ♀(Osmia cornifrons)の訪花シーンを撮影していると、面白い行動が見れました。 
萎れかけたリンゴの花で♀が長々と吸蜜していると、同種の♂が左から飛来しました。 
全身がスリムな♂は黒っぽくて触角が長いです。 
マメコバチには儀式的な求愛行動が無いのか、♂はいきなり♀の背面に飛びかかり、交尾を挑みました。 
しかし不意をつかれた♀が後脚を上に高々と持ち上げて交尾拒否の姿勢になりました。 
♂はすぐに諦めて紳士的に飛び去りました。 
♂を振った♀は、次の花へ飛んで移動しました。 このとき腹部下面のスコパに花粉を満載にしているのが見えました。 
交尾拒否行動を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:00〜) 

おそらくマメコバチの♀は羽化直後に一度しか♂と交尾しないのかもしれません。 
既交尾♀は営巣活動および採餌活動に忙しく、♂からの執拗な性的ハラスメントは迷惑でしかないでしょう。 
そのコストを軽減するために、交尾拒否行動が進化したと思われます。

動画の後半は、♂の探雌飛翔を引きの絵で撮ったものです。 
リンゴの花の周囲をあまりにも高速で飛び回るので、肉眼ではとても追い切れません。 
1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみて初めてマメコバチ♂の探雌飛翔が写っていると知ったのです。

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