2021/04/04

池で溺れるアキアカネ♂を捕食する鯉(コイ)

 

2020年12月上旬・午後12:15頃・くもり 

晩秋に生き残った赤トンボ♀が農村部の溜池(釣り堀?)で最後の力を振り絞って打水産卵していました。(映像なし) 
それより気になったのは力尽きた2匹の赤トンボで、池の水面で溺れています。 
沈まずに水面で浮いているので、すぐに溺れる心配は無さそうです。 
しかし水難トンボがいくら激しく羽ばたいても、水面に波紋が広がるだけで、表面張力を振り切って飛び立つことが出来ません。 
翅が濡れるとトンボは重くて飛び立てないのかもしれません。 
もしかして、岸を目指して必死で泳いでいるのかな? 
疲れると水面でしばらく休息。 

映像を見る限り、溺れているトンボの種類はおそらくアキアカネ♂(Sympetrum frequens)だと思います。
翅先に黒斑が無いので、ノシメトンボではありません。 

一方、この池には黒いコイ(鯉;Cyprinus carpio)が何匹も泳いでいました。 
小魚の群れも水中に見えます。 
水面で暴れるトンボが立てる波紋に気づいたようで、鯉が集まってきました。 
同一個体のコイが2匹の水難アキアカネ♂を続けざまに捕食しました。 
パクリと丸呑みです。 
トンボが水面で暴れずにじっとしていれば魚に察知されずに済んだかな? 

捕食シーンが撮れたので満足した私がズームアウトしかけると、事件が起こりました。 
撮影中は気づかなかったのですが、新たに別のトンボ♂が池に飛来し、水面で溺れている個体に体をぶつけてそのまま自分も溺れてしまったのです。 
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 
水難♂を♀と誤認し、交尾を試みて水面に囚われてしまったようです。 
「ミイラ取りがミイラになる」とはまさにこのことで、トンボの繁殖池が「死のトラップ」と化しています。 
池の鯉にしてみれば、餌となるトンボが勝手に連鎖反応で水面に落ちてくれるので食べ放題のお祭りでしょう。
私の推察が正しければ、実験で再現できるはずです。
つまり、囮となるトンボの標本(死骸)を水面に浮かべておけば、交尾しようと次々にトンボ♂が水に飛び込んでくる「死のダイブ」が再現できるはずです。
晩秋の静かな溜池で人知れずドラマチックなことが起きていて、私も結構感動しました。 

※ 動画編集時にコントラストではなく彩度を少し上げました。 
水面から照り返しが眩しくて、撮影中はあまりよく見えませんでした。 
こういうときこそ横着せずに偏光フィルターをレンズに装着すべきでしたね。


【追記】
新井裕『トンボ入門』p81によると、
トンボが水を飲もうとしておぼれ死ぬケースもよくある

トンボの飲水行動を私は未見なので、次からは注意して観察することにします。 


 

2021/04/03

トウモロコシ畑で落ち穂拾いするハシボソガラス(野鳥)

 

2020年10月下旬・午後16:30頃・くもり
前回の記事:▶ トウモロコシ畑で落ち穂を食べるハシボソガラス(野鳥)
刈り取りの済んだトウモロコシ畑で夕方にまたもや1羽のハシボソガラスCorvus corone)が落ち穂拾いしていました。 
通常カラスの成鳥には縄張りがありますから、同じトウモロコシ畑で2日前に観察したカラスと同一個体ではないかと思います。 

ハシボソガラスはトウモロコシの落ち葉を嘴でめくったりかき分けたりして調べ、実のついた穂を探し歩きます。 
見つけると実を包む皮とヒゲを嘴で器用に毟り取り、黄色い穀粒を美味そうに啄んでいます。 
このトウモロコシ畑に連日通ってトウモロコシを食べ漁っているのか、カラスの採食法が心なしか上達(習熟)した気がします。 

2日前は長々とカメラを向けて動画を撮り続ける私を警戒して(気味悪がって?)、カラスは気まずそうにトウモロコシ畑から立ち去ってしまいました。 
今回はハシボソガラスも私のことを認識した上で(個体識別)、人畜無害だと分かってくれたようです。 
私と顔馴染みになったカラスはもはやあまり警戒しなくなり、餌場を離れる気配がありません。 
あるいは前回とは別個体のカラスで、性格が大胆不適でヒトをあまり恐れないのかな?

体内寄生されたナシケンモン(蛾)終齢幼虫が繭を作る場所を探索【10倍速映像】

 

 ナシケンモン(蛾)の飼育#6

前回の記事:▶ ニセアカシアの葉を食べる体内寄生されたナシケンモン(蛾)終齢幼虫【10倍速映像】
2020年11月上旬・午後16:40頃 

前日から食欲が無かったナシケンモンViminia rumicis)の被寄生終齢幼虫bは、落ち着き無く徘徊するようになりました。 
図鑑に書いてある終齢幼虫の体長より小さいのですが、繭を作れる安全な場所を探索しているのでしょう。 
 一緒に飼っているフクラスズメ幼虫による食害で丸坊主にされたカラムシにも登ったものの、気に入らなかったナシケンモン幼虫は引き返して降りてきます。 
カラムシの葉や実には全く口を付けませんでした。 


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