2021/02/01

アカザカズラの花を舐めるナミハナアブ♂とツマグロキンバエ

 

2020年10月中旬・午後13:10頃・晴れ 

住宅地の民家の庭に植えられた蔓植物アカザカズラ(別名オカワカメ)ナミハナアブ♂(Eristalis tenax)が訪花していました。 
黒い口吻を伸縮して花粉や花蜜を舐めています。
▼関連記事(1年前の撮影) 
アカザカズラの花を舐めるナミハナアブ♀
♂との組み合わせは初見です。
別種の小さなアブ?も同じくオカワカメの花で吸蜜していました。 
長い口吻が独特で、複眼に縞模様があります。 
結構見慣れたハエ?で普通種だと思うのですけど、私は名前を知りませんでした。 
重い腰を上げて調べてみると、ツマグロキンバエStomorhina obsoleta)と判明しました。
苦手な双翅目も地道に一つずつ名前を覚えていくしかありません。 
この2種がオカワカメの同じ花序でニアミスしても、互いに無関心でした。 

次回はツマグロキンバエだけを狙ってマクロレンズで接写してみるつもりです。

マリーゴールドの花蜜を吸うベニシジミ春型

 

2020年10月中旬・午前11:25頃・晴れ 

畑のコンパニオン・プランツとして植栽されたマリーゴールドベニシジミLycaena phlaeas daimio)が訪花していました。 
秋の日差しを浴びて翅を半開きのまま吸蜜しています。 
この組み合わせは初見です。 
秋なのに翅の色は春型でした。 
幼虫期の気温が夏よりも低くなったということなのでしょう。 

もっと魅力的な別の被写体が現れたので、撮影を短時間で打ち切ってしまいました。 

 

2021/01/31

タヌキの轢死体に群がるハエと蛆虫

 

2020年9月下旬・午後15:10頃・晴れ 

山麓の農村部を走る舗装された車道のセンターライン付近でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が死んでいました。 
車に轢かれた死骸(ロードキル)です。 
猛スピードで走り去る車が途切れる隙に、タヌキの轢死体に近寄って調べてみました。 
遺体の損傷が激しく、強い腐敗臭が辺りに漂っていました。 
うつ伏せ状態でペシャンコに踏み潰されています。 
全身の骨格があまりにも不自然な体勢なので、死後も(大型)車に何度も踏み潰されたのではないかと思います。 
死体の状態が良ければ骨格標本を作りたかったのですが、これでは駄目です。
開いた口の奥には白い歯が見えます。 
歯を見ただけで年齢が分かるぐらい私もタヌキに詳しくなりたいものです。 

生物分解が進む遺骸からは腐った体液が滲み出すはずなのに、この死骸は全体に乾いた印象です。 
夏の太陽に照らされて熱くなる舗装路に何日も放置されたせいでしょう。 
路面に血痕などはありませんでした。 
雨で洗い流されたのかもしれません。 

タヌキの顔にハエ(クロバエまたはキンバエの仲間)が何匹も飛来しました。 
大小様々の白いウジ虫が死骸を這い回り、生物分解(体外消化)に勤しんでいます。 
死骸を離れ路上に落ちて蠢いている(ワンダリング)のは老熟幼虫でしょう。 
蛹化のため地中に潜りたいはずですけど、舗装路では不可能です。 
長距離(蛆虫にとっては大冒険)を這って危険な車道を横断し、道端の地面に辿り着く個体はどれだけ居るのでしょうか? 

車の自動運転の実現に向けて研究が進められていると聞きますが、ゆくゆくは対人、対車両だけでなく野生動物も轢き殺さないで済むように緊急回避するようプログラムして欲しいものです。(倫理学や人工知能のトロッコ問題) 
野生動物と共存するためには、交通量の多い車道を安全に渡れるように獣道との交差点を上手くデザインしてやることで(立体交差や獣専用トンネルなどの設置)ロードキル問題が解消される場合もあります。
ただし今回の現場に適用するのは無理そうです…。
「(夜の)車道に突然飛び出して来る野生動物を常人の反射神経と運転技術ではとても回避できない」というのが問題なので、自動運転という技術革新で解決するしかないと私は期待しています。

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