2020/11/15

夜の廊下に潜むゲジをつついてみると…【暗視映像】

 

2020年8月上旬・午後22:00頃・室温30.5℃ 

夏の夜、家の廊下の壁面の下の方にゲジが下向きに止まっていました。 
夜行性のゲジが逃げないように照明を消してから、赤外線の暗視カメラでこっそり撮影してみましょう。 
ゲジの複眼は紫外線が見えるらしいのですが、赤外線は見えてないようです。 
頭部から伸びる長い触角とは別に、最後部の歩脚が後方にひときわ長く伸びていて、これも触角のように使うのだそうです。 

定規で採寸すると体長が約16mmだったので、未だ幼虫なのかもしれません。 
しかし歩脚を数えると、成虫と同じ15対でした。 
私は多足類について勉強不足でよく分からないのですが、小型の成虫としておきます。  

ついでに定規でゲジの体に軽く触れると、横の柱を回り込んで上に少し登りました。 
続いてビデオカメラの白色LEDを点灯しても、ゲジは意外にも動じませんでした。 
再び定規で触れると、今度は慌てふためいて下に逃走開始。 
扉の下のわずかな隙間から潜り込んで隣室へ逃げ込みました。  

逃走シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 
15対の歩脚が絡まりもせずにゾワゾワ整然と動く様子は壮観です。 
次に機会があれば、歩行時の歩脚の動かし方をハイスピード動画で撮り直したいものです。 
生け捕りにしてゲジを飼育するのも面白そうです。 
捕食や脱皮、自切の様子を観察してみたいのです。 
ただし、動きが素早いので飼育容器から逃げられないように工夫が必要でしょう。

ヨウシュヤマゴボウの花蜜を吸うキボシアシナガバチの雄蜂♂

 

2020年8月上旬・午後14:30頃・ 晴れ

 河畔林の林縁に咲いたヨウシュヤマゴボウの群落でキボシアシナガバチ♂(Polistes nipponensis)が訪花していました。 
今回は雄蜂♂の吸蜜シーンが撮れました。 
顔色が白く、触角が長くて先端がカールしているのが雄蜂♂の特徴です。
▼関連記事(3日前の撮影) 
ヨウシュヤマゴボウの花蜜を吸うキボシアシナガバチ♀
冒頭で訪花中にキボシアシナガバチ♂がハナグモ?(蜘蛛)の幼体とニアミスしたものの、あまりの体格差にクモの方が怖がって逃げました。

2020/11/14

喉を震わせて体温を冷やす炎天下のカワウ(野鳥)

 

2020年8月上旬・午後14:50頃・快晴 

川岸の倒木に計5羽のカワウPhalacrocorax carbo hanedae)の群れが止まって休んでいました。 
各々が羽繕いしたり、代わる代わる液状便を排泄したり、止まり木でのんびり過ごしています。 

よく晴れているのに、翼を広げて羽根を乾かす日光浴の行動をしていませんでした。 
翼を閉じてたままで弛んだ白い喉をブルブルと震わせている個体が気になりました。  
カワウの群れに私が少し近づいて対岸から撮ってみても、やはり複数の個体が白い喉を膨らませ、ブルブルと震わせ続けています。 
嘴は半開きの状態です。 
私を警戒している行動なのでしょうか? 
川の流れる音や草刈り機の騒音のせいで、カワウが喉を震わせながら鳴き声を発しているかどうか聞き取れませんでした。 
黒い羽毛を身にまとっているカワウは、日向にじっとして居ると体感温度がもっと暑いはずです。 
なんとなく、炎天下で体温を冷やすため(体温調節)の行動ではないか?と予想しました。 
イヌが口を開けて舌を垂らしてハァハァ呼吸するように、カワウも喉をブルブルさせて唾液の気化熱で体温を下げようとしているのでしょう。 
しかし、そんなに日向が暑いのなら日陰に移動すれば良いのに…と思ってしまいます。 
群れの全員が喉を震わせている訳ではなく、一部の個体がやっていました。 
川から止まり木に早く上がった個体から順に、炎天下で暑くなってしまうのでしょう。 
この喉震わせ行動をサーモグラフィカメラで動画に撮ってみたいのですが、高嶺の花です…。 
肝心の気温を測り忘れてしまいました。 
川面からの照り返しがカワウの黒い羽毛に映り、なかなかフォトジェニックですね。  

ネット検索で調べてみると、私の予想は当たっていました。
口を開ける 
干潟のような日影のない環境で、ま夏の暑い日中に鳥を観察していると、口を開けたままでじっとしている姿がよく見られます。いかにも暑さにあえいでいるような、このしぐさは、口を開けることで口の中からの水分の蒸発を増し、体温を下げるための行動なのです。鳥は汗をかかないので、この行動が大切な体温調節のしくみになっています。カワウなどが口を開けたまま、喉をぶるぶる震わせているのも、同じ意味を持った行動と考えられています。平塚市博物館HPより引用)

▼関連記事(2年前の撮影)


昨年はカワウを真夏に観察してなかったので、この行動を見逃していたようです。

カラスはカワウと同じく黒装束ですし、餌を運ぶための喉袋も発達しているのに、喉を震わせて暑気払いする行動がカラスで見られないのは不思議です。 
鳥類でも特定の系統でしかこの行動は進化しなかったのかな?




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