2018/10/07

電線で酷暑に喘ぐスズメスズメ(野鳥)



2018年7月下旬・午後16:51

街中の電線にスズメPasser montanus)の成鳥が一羽で止まっていました。
そろそろ夕方なのに気温35℃と猛暑の日でした。
このスズメは嘴を開けて暑さに喘いでいるように見えました。
鳥類は暑い時にどうやって体温調節しているのでしょう。
金子凱彦『銀座のツバメ』によると、

犬と同じように鳥類には発汗作用がなく、口を開けて暑さをしのぐ。 (p78より引用)


我慢できなければ日陰に移動したり水浴するのかな?
最後は電線からどこかに飛び去りました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


▼関連記事(3年前に撮影。気温データなし)
スズメ(野鳥)の耐暑法?



【追記】
酒井仙吉『哺乳類誕生 乳の獲得と進化の謎:驚異の器官がうまれるまで』という本(ブルーバックス)によると、
 体温が限度を超えると脳の機能は著しく低下する。体温を下げる機能として哺乳類には汗腺がある。ところが鳥類は呼吸器と気嚢からの放熱に頼る。(中略)鳥類は体温が上昇すると、あえぎ呼吸(パンティング)によて気道と口から放熱をさかんにする。 (p144〜145より引用)


スズメ(野鳥)@酷暑:電線

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