2019年9月上旬・午後18:02
夕方の溜池でダイサギ(Ardea alba)がゆっくりと歩いていました。
すると不思議なことに、ダイサギの足元から急に水が湧き出しました。
湧水が止んだ所にダイサギも興味を示して嘴を差し込んだものの、何も獲物は捕れませんでした。
すぐにまた同じ場所から水が勢いよく湧き出しました。
地下水が間欠的に湧き出しているのでしょうか?
この溜池は水量が少ない時期はドブのような悪臭がするぐらいで、水質はお世辞にも綺麗とは言えません。
したがって、もう一つ別な可能性も考えられます。
ヘドロのような泥底に溜まっていたメタンガスをダイサギが踏み抜いてしまい、大量の気泡となって噴出したのかもしれません。
※ 夕暮れ時に撮った薄暗い映像なので、動画編集時に彩度を少し上げています。
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ダイサギ(野鳥)@溜池+渡渉+湧水? |
オオエグリシャチホコ(蛾)の飼育記録#2
▼前回の記事
ニセアカシアの葉を食べるオオエグリシャチホコ(蛾)終齢幼虫
2019年9月中旬・午後・室温24℃
オオエグリシャチホコ(Pterostoma gigantinum)の終齢幼虫がニセアカシア(別名ハリエンジュ)の葉を食べながら脱糞する様子を接写してみました。
便意を催すと止まり木から尾脚を離し、腹端の肛門から排泄します。
直腸壁はきれいな緑色でした。
息んでいる間も離した尾脚がヒクヒク動いています。
最後は勢い良く黒い糞を飛ばしました。
便秘気味なのか、排便終了までかなり長引くことが多いです。
食草に霧吹きしたほうが良いかもしれません。
今まで私は色々な種類の幼虫(芋虫・毛虫)を飼育してきたのですが、どれもほぼ30分間隔で脱糞していました。
健康であれば時計のように規則正しく定期的に排泄するので、その瞬間を動画に撮るのも難しくはありません。
排便間隔が50分もかかった幼虫はオオエグリシャチホコが初めてです。
室温が低い訳でもないのに、なぜでしょう?
どうして消化の代謝が遅いのか、気になります。
ニセアカシアの葉は消化が悪いのか、それとも毒を僅かに含むのでしょうか?
オオエグリシャチホコ幼虫の下半身を接写していて特徴的なのは、「尾脚側面に朱色をともなう黒色班」です。(安田守『イモムシハンドブック2』p71より)