2019年5月下旬・午後16:30頃
川の堤防沿いに生えたニセアカシア(別名ハリエンジュ)の並木で白い花が満開に咲いていました。
そこで1頭のウスバアゲハ(別名ウスバシロチョウ;Parnassius citrinarius)が忙しなく飛び回っています。
ようやく花に止まっても風で枝が揺れ、吸蜜したかどうかよく見えませんでした。
腹部の交尾嚢も未確認で、性別判定が出来ませんでした。
▼関連記事(吸蜜シーンはこちらの動画がよく撮れています。)
ニセアカシアの花蜜を吸うウスバアゲハ
しかし、なんとなく、交尾相手の♀を探して飛び回っている♂(探雌飛翔)ではないかという気がします。
ニセアカシアはウスバアゲハ幼虫の食草リストに含まれていませんから、産卵目的の♀のはずはありません。
風が吹く中を飛ぶのは疲れるらしく、しばらく飛ぶとニセアカシアの葉に止まって休息しました。
※ いつものように動画編集時に手ブレ補正すると、却って不自然な動きになってしまいました。
仕方がないので、素材をそのまま繋いだだけでお届けします。
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ウスバアゲハ@ニセアカシア訪花吸蜜 |
送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#5
▼前回の記事
巣箱のある送電塔でいちゃつくハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)
2019年5月下旬・午後17:24〜19:20(日の入り時刻は18:49)
ハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)の親鳥が高圧線に舞い戻って来ました。
澄んだ声でカーカー♪鳴き続けています。
巣箱がある送電塔からなるべく離れたくないのは♀ではないか?となんとなく予想しているものの、性別を外見で見分けられません。
しばらくすると、もう1羽の親鳥も高圧線に戻って来ました。
2羽が同時に飛び上がり、鳴きながら飛び去りました。
私への威嚇誇示にしては飛ぶ方向が少し違うので、川の方で領空侵犯があったのかもしれません。
次に高圧線に並んで止まった時は、親鳥の♀♂番が各自で羽繕いしていました。
日が暮れると辺りはかなり薄暗くなりました。
高圧線で並んで休んでいた親鳥♀♂のうち右側の個体が鳴きながら高圧線から飛び降りました。
領空侵犯への対応かな?
遅くまでご苦労様です。
澄んだ声と嗄れ声の両方が聞こえるものの、誰の鳴き声か不明です。(ハシボソガラスによる領空侵犯とは限らない)
高圧線に残った個体は無反応で、もう1羽に任せっぱなしです。
かなり暗くなったので、手持ち夜景モードに切り替えて動画撮影しました。
高圧線に止まった親鳥が独りで羽繕いしています。
左にパンして巣箱のある送電塔を写すと、親鳥は不在で誰も抱雛していません。
もしかすると私が見ているせいで、親鳥は警戒して帰巣しないのかな?
親鳥はこれから巣箱に戻って抱雛しながら夜眠るのか、それとも親鳥の塒は別の場所にあるのか、このまま高圧線で夜を明かすのか、気になるところです。
暗くなり動画撮影が限界になったので、観察を打ち切りました。
ここまでが観察初日の記録です。
つづく→#6