2018年9月上旬
川の堤防に生えたクズの群落でイチモンジセセリ(Parnara guttata)が訪花していました。
いつものように翅をしっかり閉じて花蜜を吸っています。
やがてもう一頭が飛来して、すぐ横に止まりました。
同じクズの花に並んで口吻を伸ばしたので、敵対行動(縄張り争い)でも求愛目的でも無さそうです。
ところがすぐに2頭がほぼ同時に飛び去りました。
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
何か意図があったのでしょうか?
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
▼関連記事(4年前の撮影)
イチモンジセセリがクズの花で吸蜜中に排泄
2018年8月中旬
▼前回の記事
チゴハヤブサ同士の空中戦と止まり木を巡る争い(野鳥)
お気に入りのヒノキ樹冠の枯れた横枝に止まったチゴハヤブサ(Falco subbuteo)が何か獲物を食べています。
残念ながら逆光で獲物の正体が良く分かりません。
鋭い鉤爪で獲物を押さえつけ、嘴で毟っています。
食べ終わると甲高い声でキーキーキー♪と鳴いて餌乞いを始めたので、どうやらこの個体は幼鳥のようです。
(逆光のせいで、下腹部の色で成鳥か幼鳥か見分けられないのです。)
この獲物は幼鳥が自力で狩ったのか、それとも親鳥が給餌してくれたのか、見逃してしまいました。
チゴハヤブサは止まり木で身震いしました。
足で頭を掻こうとしてうっかりバランスを崩したものの、羽ばたいて立て直しました。
最後は止まり木を蹴って飛び立ち、すぐに滑翔、旋回に移りました。
日光自然博物館『ハヤブサ日記』によると、
ハヤブサの羽ばたきは、他の猛禽類(イヌワシ、オオタカなど)よりもはるかに高速で、じーっと見ていると目が回りそうなほどです。ヒナのうちからものすごいスピードで羽ばたけるのですから、大人のハヤブサの飛ぶスピードが速いのも納得です。(p55より引用)
ハヤブサは人気があり本や写真集が何冊も出版されているのに、不思議とチゴハヤブサを扱った本は未だ無いようです。
【追記】小林正之、五百沢日丸『隼 ハヤブサ』という見事な写真集にチゴハヤブサの章が設けられていました。山形県で撮影された生態写真も多数含まれていて、とても参考になりました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→