2017/08/06

屋根裏の巣で待つ雛に虫を給餌するムクドリの♀♂つがい(野鳥)



2017年5月中旬

郊外の住宅地で電線に止まっているムクドリ(Sturnus cineraceusを見つけました。
嘴に数匹の幼虫(イモムシ)を咥えています。
雛のために周囲の畑などで捕まえてきたのでしょう。
電線から飛び立ったムクドリの姿を追うと、目の前にある2階建ての民家の軒先に開いた穴に飛び込みました。
奥の屋根裏で営巣しているのでしょう。
耳を澄ますと案の定、穴の奥から雛の鳴き声が賑やかに聞こえてきます。
給餌を済ませた親鳥が巣口から顔を出したものの、辺りを警戒して再び奥に引っ込んでしまいました。
ようやく外に出てきた親鳥は目の前の電線に止まりました。(このときは空荷で出巣)
私を見下ろしてかなり警戒していますが、次の餌を探しに飛び去りました。

そのまま私がしばらく粘って待つと、なんとか親鳥の帰巣シーンを撮ることができました。
直後に巣の中で雛鳥たちが賑やかに餌乞いし、しばらくすると静かになりました。
給餌を済ませた親鳥が出巣する前に、またもや躊躇して引っ込みました。
私が見ているのでひどく警戒しているのか、それとも雛が食後に脱糞するまで待っているのかもしれません。
ようやく出巣した瞬間に、右から別個体の親鳥が飛来しました。
番(つがい)の親鳥が入れ替わるように入巣したのです。
(このときも排糞せず空荷で出巣しています。)
見事なシフトの交代ですね。
巣になるべく親鳥のどちらか片方が残って、大切な雛を守るようにしているのでしょうか。
…と思ったら、後から来た親鳥も給餌後は巣を留守にしました。
食べ盛りの雛を育てるため、親鳥は共稼ぎで虫を捕りに出かけていることが分かりました。

次に帰巣する親鳥を待ち構えて監視していると、今度は営巣地の屋根の右角に着陸しました。
嘴に何か虫を運んでいます。
すぐに飛び降りると屋根裏の巣に入って行きました。
雛に給餌した親鳥はすぐに巣口から顔を出し、辺りを警戒します。
巣から空荷で出てきた親鳥は目の前の電線に一旦止まりました。
少し休むと鳴きながら飛び立ちました。

この屋根裏は何年も繰り返して使われている営巣地だろうと推理しました。
なぜなら、巣穴の空いたベニヤ板だけが他とは違っているからです(この区域だけ多数の孔が空いているタイプの板を使用)。
雛の糞で汚れた区域のベニア板を最近張り替えたのでしょう。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


つづく→排糞行動



タニウツギ蕾の萼を食すイチモンジチョウ終齢幼虫



2017年5月中旬

イチモンジチョウの飼育記録#5


食餌植物として新鮮なタニウツギの小枝を採取してきて与えてやりました。
するとイチモンジチョウLimenitis camilla)終齢幼虫は花のつぼみの基部に5本ある緑色の細長い萼片に口をつけて食べ始めました。
なぜか若葉よりも萼の味が気に入ったようで、やがてほぼ全てのつぼみの萼が丸坊主になってしまいました。
しかし花の蕾自体は決して齧りませんでした。

常識を疑いタニウツギの葉に毒が蓄積されていると仮定すれば、イチモンジチョウ幼虫が葉よりも若い萼片を好むのも納得できますし、前進運動のぎこちなさは中毒による神経症状で説明できるかもしれません。 (追記:緩急をつけたぎこちない前進運動はイチモンジチョウ幼虫に特有なもので、異常な運動障害ではありませんでした。)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→#6:食欲を失ったイチモンジチョウ終齢幼虫の徘徊運動



2017/08/05

巣で羽ばたき練習をするハシボソガラスの雛(野鳥)


▼前回の記事
営巣地の縄張り内で配偶者を侵入者と誤認したハシボソガラス(野鳥)

高圧線の鉄塔#19でのハシボソガラス営巣記録#9


2017年5月中旬・午後17:26~17:28

在巣のハシボソガラスCorvus corone)雛鳥は3羽。
やんちゃ盛りの雛は親鳥が留守の間も巣の中で暴れ回り、ときどき激しく羽ばたいて飛ぶための練習をしています。
互いの体の上に乗って羽ばたいているのは遊びのような兄弟喧嘩でマウンティングする(順位を決める)要素もあるのでしょうか?
騒ぎ疲れると、おとなしくなります。

雛の羽ばたき練習を見たのはこれが初めてで、私も感無量です。
飛翔筋を鍛え、このまま無事に巣立ちを迎えて欲しいものです。

つづく→#10:巣内で相互羽繕いするハシボソガラスの雛(野鳥)



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