2017/07/27

電柱の角パイプ内に飛び込むスズメ(野鳥)



2017年5月中旬

郊外の交差点で信号待ちをしていると、電柱の最上部で謎の装置を固定するための水平の角パイプにスズメ(Passer montanus)が出入りしていることに気づきました。

角パイプにスズメが2羽止まり、交差点を見下ろしています。
しばらくすると、1羽がその開口端に飛び込みました。
どうやらこの角パイプ内に営巣しているようです。
逆光で少し見えにくいのですが、2本ある角パイプのうち左側は開放端ですが、右の物は開口部に蓋がされています。
おそらく蓋付きのパイプに少しずつ交換することで、野鳥の営巣を防止する対策が進んでいるのでしょう。

この日は先を急ぐ用事があったので、また改めて観察に来ることにしました。

電気に疎い私はこの装置の存在を知らなかったのですけど、柱上トランス(変圧器)ではなさそうです。
箱状の装置の側面にFTASという文字があるものの、ネット検索しても正体不明で困りました。
「入・切」という巨大なスイッチのような物も見えますし、家庭用ブレーカーの親玉みたいな装置でしょうか。
検索で代わりにPASがヒットして、名前が分かりました。
保安点検ドットコムの解説記事によると、

・PAS(気中負荷開閉器)とは、電力会社とお客さまの責任分界点に設置される保護装置のことをいいます。
・PAS(気中負荷開閉器)は、お客様側の設備における電気事故が発生した場合に、近隣への波及事故(近隣を巻き込んだ停電事故)を防ぐ役割をもっています。

名前を知ってから改めて街中の電柱を見て回ると、あちこちに設置されていることに気づきました。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→電柱の角パイプ内の巣に出入りするスズメ♀♂【野鳥:ハイスピード動画】


▼関連記事(PASとは違う円筒内に営巣)電柱の丸パイプ内に巣材を搬入するスズメ(野鳥)


藤棚で花蜜を吸うヒゲナガハナバチの一種♂



2017年5月中旬

川沿いに作られた藤棚で紫色のフジの花が満開でした。
常連客のクマバチ♂はこれまでも散々撮っているので、今年は新顔のヒゲナガハナバチの一種の♂に注目しました。
長い触角を有するのは雄蜂の特徴です。
花から花へ忙しなく飛び回り、吸蜜しています。
飛翔中に口吻がとても長く伸びていました。
最後はキムネクマバチ♂(Xylocopa appendiculata circumvolans)とニアミスしたシーンを1/8倍速のスローモーションで御覧ください(@0:40~)。

この仲間のハチの種類を同定するには、採集して翅脈を精査しないと無理みたいです。
藤丸篤夫『ハチハンドブック』p92-93によると、

(ニッポンヒゲナガハナバチ;Tetralonia nipponensisの)♂は♀より外見での識別が難しい。
♂は毛色がよく似ていて見分けにくい。厳密には前翅の肘室がシロスジヒゲナガハナバチ;Eucera spurcatipesでは2個で本種は3個になることで識別する。
出現時期は4~5月。シロスジヒゲナガハナバチより出現時期が少し早く、レンゲやフジなどのマメ科の花を好むが、タンポポや菜の花などにも飛んでくる。



実は他に赤いカミキリムシも藤棚で訪花していたのですが、残念ながら撮り損ねてしまいました。



2017/07/26

高圧線鉄塔の巣に出入りするハシボソガラスの♀♂つがい(野鳥)



2017年4月下旬・午後17:36~17:39
▼前回の記事
高圧線の鉄塔に作られた巣で抱卵するハシボソガラス♀(野鳥)


高圧線の鉄塔#19でのハシボソガラス営巣記録#2

ハシボソガラス(Corvus corone)の巣を狙って撮っていたら、鉄塔の左下から2羽の親鳥が相次いで帰巣しました。
性別は見分けられないのですが、これが♀♂の番(つがい)なのでしょう。
足環を付けて標識しない限り個体識別も無理なので、繁殖ペア以外のヘルパーの存在は当面考えないことにします。

ヘルパー (動物) - 動物行動学で、仔が成長後も親の元に残り、親の子育てを助けること、あるいはそれを行う仔のこと。(wikipediaより引用)

親鳥の直前の行動をしっかり見ていないのですが、2羽ともに巣を留守にしていたということは、縄張りへの侵入者を協力して追い払っていたのかもしれません。

小枝などの巣材を搬入しなかったので、造巣中でないことは確かです。

(産座のために柔らかい巣材を搬入したのを見落とした可能性は残ります。)
鉄骨に阻まれて、巣内の行動がよく見えないのがもどかしい…。
外巣の縁に止まった親鳥は巣の中をしきりに覗き込んでいます。
卵の様子を確認しただけかもしれませんが、もしかすると卵から孵化したばかりの小さな雛たちに給餌したのかもしれませんね(想像)。
雛がお椀状の巣の深さよりも成長すると遠くからでも雛の姿が見えるようになるのですけど、雛が若い(小さい)うちは鉄塔を登って巣の中を覗きに行かない限り様子が全く分かりません。

先に飛び立った親鳥の1羽(♂?)が左に滑空し、住宅地に姿を消しました。
もう1羽の親鳥(♀?)が巣に座り込むと、その尾羽根が巣から突き出て見えます。
抱卵・抱雛しているとすれば、♀なのでしょう。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→#3:高圧線鉄塔の巣で雛に給餌するハシボソガラス♀♂(野鳥)



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