2016年8月中旬・午前6:40
農道沿いに植栽されたムクゲの生垣でトラマルハナバチ(Bombus diversus diversus)のワーカー♀が訪花していました。
中央の雄しべに白い花粉が大量に用意されているのに、蜂は花の奥に潜り込んで花蜜に夢中です。
雌しべに触れていないので、この場合は送粉者(受粉媒介者)の役割を果たしていませんね。
体中が白い花粉で汚れています。
ただし、後脚の花粉籠に運んでいる橙色の花粉団子がムクゲ由来とは限りません。(顕微鏡で実際に花粉を調べてみないと分かりません)
『ヤマケイポケットガイド5:庭木・街路樹』p101によると、
(ムクゲの)花は、朝開いて夕方にはしぼむ一日花。多数の雄しべがくっついて筒状になるのが、特徴。
『昆虫の集まる花ハンドブック』p38でムクゲを調べると、
たくさんの雄しべが斜め上を向いた長い筒をつくり、その中を雌しべが貫き先から頭を出している。5枚の花びらの付け根の奥に蜜があり、ミツバチやクマバチ、セセリチョウなどが来るが、彼らは小さすぎて雌しべの先端には触れない。花粉を媒介するのは羽の透明なオオスカシバで、雄しべの筒に乗るようにして蜜を吸い、雌しべの先にも触れる。
2016年8月中旬・午後17:35頃
溜池に私が近づくとアオサギ(Ardea cinerea jouyi)が警戒声を発して飛び立ち、背の高い柳の梢に着地しました。
風で揺れる細い枝にも器用にバランスを取って止まっています。
他の鳥に私が気を取られている隙に、アオサギが柳の梢から飛び立つと、コロニーのある河畔林のハンノキ樹冠に止まりました。
同じ柳の樹の下に隠れて羽繕いしていたアオサギとは別個体です。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
2016年8月中旬・午前6:20
堤防に繁茂するクズの草むらで早朝にスミスハキリバチ♀(Megachile humilis)が訪花していました。
羽音を立てて飛び回り、花の手前でホバリング(停空飛翔)しました。
同じ花穂に繰り返し訪れて採餌しています。
腹部下面のスコパに薄黄色の花粉を付けています。
吸蜜中は腹端を持ち上げた独特の姿勢になりました。
やがて蜂は葉の縁に止まったので、葉切り行動が遂に見れるのかと期待しました。(私は未だ見たことがないのです。)
ドキドキしながら見守ったのに、どうやら蜂は休んでるだけのようです。
手前の葉に隠れて蜂の行動がよく見えずもどかしいのですけど、身繕いして体に付着した花粉をスコパに移しているのでしょう。
巣に飛び去るシーンは撮り損ねました。