2016/07/10
雪面で屍肉を食べるハシボソガラス(冬の野鳥)
2013年3月上旬
晴れた庭で2羽のハシボソガラス(Corvus corone)が雪面で仲良く並んで採食していました。
採食メニューは正体不明ですが、動画撮影中は腐った植物のように見えました。
すぐ近くの用水路から水草を掬って来たのか、あるいは堆肥や生ゴミを漁ったのかもしれない、と思いながら見ていました。
しかし後でスナップ写真をじっくり見直すと、どうやら腐りかけた動物(ネズミやモグラ?)の死骸のようです。
カラスは繊維質の臓物を脚で押さえつけながら嘴で引っ張り啄んでいます。
仲間が食べている隙を盗んで少し餌をかっさらいました。
先に一羽が餌を咥えたまま飛び去りました。
残された一羽も屍肉を完食せずにトコトコ歩いて立ち去りました。
ハルジオンの花蜜を吸うモンシロチョウ
2016年5月中旬
道端に咲いたハルジオンの群落でモンシロチョウ(Pieris rapae)が訪花していました。
翅を半開きにしたまま吸蜜しています。
ありふれた組み合わせですけど、意外にもこんちゅーぶ!初登場になります。
Labels:
チョウ・ガ(鱗翅目),
訪花
2016/07/09
完成した揺籃を切り落とすルイスアシナガオトシブミ♀a
2016年5月中旬
▼前回の記事
ルイスアシナガオトシブミ♀bの揺籃作り【10倍速映像】
里山に生えたハルニレの若い灌木で、ちょうど作り終えた揺籃をルイスアシナガオトシブミ♀(Henicolabus lewisii)が切り落とそうとしていました。
この♀aに対して、♂は揺籃の完成間際まで交尾後ガードを続けていました。
♀aはハルニレの葉柄ではなく、最初の工程で葉を両裁して残った主脈を噛んでいます。
風が吹いたせいで、肝心の揺籃がポトリと落ちる瞬間がピンぼけになってしまいました。
枝の真下の地面(茂み)を探してなんとか揺籃aを見つけ出し、採集しました。
手のひらに乗せて転がし、ちっぽけな虫けらの作り上げた芸術作品をお見せします。
今回、ルイスアシナガオトシブミ♀aは揺籃作りの材料として未だ葉緑素が少なくて赤っぽい若葉を選んだ点が興味深く思いました。
確かに柔らかそうですけど、なんとなく青々とした(緑色の)葉の方が生まれてくる幼虫にとって栄養価が高いような気がします。
母親オトシブミ♀は気にしないのですかね?
| 3日後の揺籃 |
採集した揺籃aをそのまま容器に入れて室内飼育しているのですけど、この記事を執筆中の現在(7月上旬)も未だに成虫が羽化してきません。
揺籃が乾燥し過ぎないように注意したつもりですが、もっと水気を与えるべきだったかもしれません。
カビの発生が怖くて霧吹きなどはしませんでした。
揺籃を切って中を調べてみるべきか、もう少し静観すべきか、悩みどころです…。(※追記参照)
以下は、採集したルイスアシナガオトシブミ♀aの標本写真です。(掲載予定)
※【追記】
小松貴『虫のすみか―生きざまは巣にあらわれる (BERET SCIENCE)』p182-183によれば、
(オトシブミの)落ちた葉巻は地面の湿気を吸ってやわらかくなり、カビも生えやすくなっていきますが、中の幼虫にとっては快適な状態となります。
幼虫は、湿気で腐りかけた葉のほうがやわらかくて食べやすく、また消化しやすいので都合がいいようです。逆に乾燥しすぎると、葉巻の中で休眠に入ってしまい、再び雨などで湿り気を帯びるのを待つといわれています。
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