2013/02/07

コガラの樹上採食♪【冬の野鳥】



2012年12月下旬

車道脇の潅木でシジュウカラ、コガラ、ヒガラの混群が居ました。
上手く撮れたのはコガラParus montanus)だけ。
雪が積もった落葉樹の枝から枝へ飛び回り、鳴きながら餌を探していました。



ナミスジフユナミシャク♀を見つけた!(冬尺蛾)



2012年12月下旬・気温5.5℃@壁面

山中の建物の外壁(南西面、標高〜600m)に初めて見る種類の短翅型の冬尺蛾が止まっていました。
ナミスジフユナミシャク♀(Operophtera brunnea)です。
短い前翅を立て、その下に長い触角を隠して休んでいます。
腹端を接写しても、コーリング(♂を誘引する性フェロモンを放出)も産卵もしていません。
後翅はどうなっているのかよく見えません。
口吻は退化しています。

そっと指で触れると慌てて壁を登り始めたのですが、すぐに滑落。
落ちた雪面を歩いてすぐにまた壁を登り始めました。
少し登ったところで静止。

飼育下での産卵行動を観察するために♀を採集して持ち帰ったものの、残念ながら産卵しませんでした。
よく見ると腹部の膨らみがありません。
既に産卵を終えた♀なのか、あるいは未交尾の処女♀なのでしょうか?

他の建物も探して回ったのですけど、この日見つけた冬尺蛾は一頭だけ。
雑木林の幹では保護色のせいで未だ冬尺蛾を見つけたことがありません。




腹端


現場で採寸


雪面歩行

ハラオカメコオロギ♂:鳴き声♪の声紋解析



ハラオカメコオロギ♂の飼育記録

2012年12月上旬・室温18.5℃

ハラオカメコオロギ♂(Loxoblemmus campestris)が飼育容器に慣れてくれたようで、隠れ家として一緒に入れておいた落葉の下でリ・リ・リ・リ・リ…♪とよく鳴くようになりました。
照明もあまり気にしなくなったので撮影には助かります。
前翅を持ち上げ互いに擦り合わせて発音します。
素朴な鳴き声ですけど趣がありますね(いとおかし)。

鳴いている後ろ姿を容器越しに接写すると後翅が無いことが一応確認出来ました。

羽化したばかりの個体には後羽が付いており、これを用いて良く飛ぶ。また灯火にも良く飛来する。 暫く経つと後ろ足を使って自ら後羽を抜き取り、本格的な繁殖行動に移る。(wikipedia「ハラオカメコオロギ」より)
その後、私の不注意でこのハラオカメコオロギ♂は飼育容器から脱走してしまいました。
色々とやり残したことがあるのに残念…。
今後の課題です。

  • 日が経つに連れて老化現象なのか(発音器が劣化?)濁ったような掠れ声で鳴くようになりました。客観的に声紋の変化を解析したかった。
  • 鳴き声に対する反応を調べるプレイバック実験もやりたかった。鳴いている動画をPCで再生・編集していると、ヘッドフォンから漏れ聞こえる自分の鳴き声に対抗するかのように卓上の♂が鳴き始めることがありました。
  • ♀と同居させたときの♂の誘い鳴きを録音したい。
  • 標本で後翅をよく調べたかった。
  • 腹部腹面の色を確認できず。(近縁種との識別ポイントのひとつで、ハラオカメコオロギは白っぽいらしい)


♂の前翅の端部は短い


後翅が無い?!




ハラオカメコオロギ♂の鳴き声♪を声紋解析してみる

いつものようにオリジナルのMTS動画ファイルから音声パートをWAVファイルにデコードしてから適当に切り出し、スペクトログラムを描いてみました。







比較のため、虫の音WORLDサイトから本種の鳴き声のMP3ファイルをダウンロードさせてもらいました。
私の録音よりも気温が高いのか鳴くテンポが速く、しかも背後におそらくエンマコオロギの鳴き声が混入しています。
同サイトの解説によれば、

リッ・リッ・リッ・リッ と4、5声ずつ切って鳴くが、ミツカドコオロギのように鋭くない。連続して鳴き続ける場合もあり。



もう一つの音源として、『バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑』付録のCDに収録されたハラオカメコオロギ♂の鳴き声を使ってみます。
こちらはWAVファイルでかなり明瞭な録音です。
プロ仕様の録音機材との違いが声紋にも歴然と現れています。


つづく→「鰹節を食すハラオカメコオロギ♂



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