2012/08/26

林道を遊動するニホンザルの群れ




2012年6月下旬

里山で林道を下っていると野生ニホンザルの大群とすれ違いました(標高~620m地点)。
坂道を登って来た群れは私に気づくと、一度道を外れて林を少し進むと再び歩きやすい林道に戻って遊動を続けました。
つまり、道を塞いで撮影する私を迂回して進みました。

この群れはときどき里に下りては果樹園や田畑で採食して猿害を引き起こしている群れだと思われます。
それほどヒトを怖れるでもなく、観光地の猿のように図々しかったり馴れ馴れしくもなく、絶妙に人馴れしています。
おかげで群れのリラックスした行動をじっくり撮影観察することができました。
乳飲み子を抱えた母猿だけは臆病で、私と目線が合うと鳴き喚いて茂みの奥へ逃げました。
その悲鳴を聞いても群れに緊張が走ることもなく、まったりと遊動を続けます。

あちこちで色々な事件が起きるので、どれを撮ろうか目移りするほどでした。
振り返ると私のすぐ背後に座り込んで毛繕いするペアがいたりしました。

各々が採食したり遊んだり互いにグルーミング(蚤取り・毛繕い)したり、のんびり道草を食いながら群れで遊動します。
レスリングのように取っ組み合いをして遊ぶ子猿が可愛らしいですね。


蚤取りしている方の個体には右目の下瞼に切り傷がありました。


サカハチチョウの飛び立ちハイスピード動画




2012年6月上旬~中旬

葉で休んでいたサカハチチョウAraschnia burejana)が飛び立つ様子をハイスピード動画(220 fps)に撮ってみました。
春型も夏型もいます。


あまりにも身近な、というかありふれた蝶なので、意外に写真を撮ってないです。

昔に撮った夏型のサカハチチョウ

2012/08/25

タヌキの溜糞に潜り込んで食すオオセンチコガネ




2012年6月下旬

雑木林の登山道にホンドタヌキの溜糞がありました。
この季節は分解者の活動が活発なためか溜糞は新鮮でなく、あまり原型を留めていません。
真っ黒な泥状に分解されつつあり、少々臭いです。
タヌキが食べた植物の種子などが混じっています。

この溜糞にオオセンチコガネPhelotrupes auratus
が2匹来ていました。
赤味を帯びた金属光沢が美しく、「掃き溜めに鶴」どころの騒ぎではありません。

映像中盤で出会った2匹がマウントしかけたので交尾するかと思いきや、すぐに別れ、その後は没交渉。
同種でも同性だったのかな? 交尾拒否?

交尾できなかった♂?は「穴があったら入りたい」といった風情で、溜糞の中に潜り込もうと必死です。
仰向けにひっくり返すとすぐに起き上がります。
腹面も絢爛豪華なメタリックの装いでした。

もう一匹の個体は対照的におっとりしています。
仰向けにひっくり返してもすぐには起き上がらず(擬死)、その後はひたすら溜糞の上で黙々と食事を続けています。
糞食する口器の動きを接写してみました。

前脚の腿節の前面に橙色の謎の付着物があります。
左右非対称なので、金属光沢の反射の悪戯ではなさそうです。
これは一体何なのか去年からずっと気になっています。

関連記事はこちら→「センチコガネの前脚に謎の付着物
その後、謎が解けました。
この記事の【追記2】を参照して下さい。
フェロモンを分泌する毛束なのだそうです。

木の枝を使って溜糞をほじくり返してみたものの、他の糞虫は来ていませんでした。


【追記】
『ファーブル写真昆虫記5:ふんの玉をころがす虫』p47によると、
オオセンチコガネは、ふつう6月に卵をうみ、9月にあたらしい成虫が羽化します。







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