2012/07/08

ヒゲナガオトシブミ♂の飛び立ちハイスピード動画



2012年6月上旬

山腹を葛折れで登る山道で見つけた一匹のヒゲナガオトシブミParatrachelophorus longicornis
首の長いのは♂です。
狭い範囲を飛び回っていたので、飛び立つ瞬間をハイスピード動画(220 fps)に撮ってみました。
追いかけて繰り返し撮影しても短距離しか飛びません。

足元を確かめてから中脚および前脚を持ち上げ、万歳の姿勢で飛び立ちます。
翅を広げかけたのになぜか躊躇して離陸を中断することもありました。

今まで様々な甲虫の飛び立ちを撮ってきましたが、シャキーン!と翅を広げた際に後翅の先までピンと伸びているのは珍しいと思いました。
多くの甲虫では後翅を広げても先端は折り畳まれたままの状態で羽ばたき始め、その勢いで先端が伸びるのです。
ヒゲナガオトシブミは後翅の折り畳み方に何か独特の工夫を凝らしているのだろうか?








2012/07/07

プライアシリアゲ♂の身繕い



2012年5月下旬

水辺の草むらで葉裏に止まっていたシリアゲムシの仲間。
プライアシリアゲ♂(Panorpa pryeri)のようです。
足先を擦り合わせていました。
♀にプロポーズするため(婚姻贈呈)の獲物や唾液分泌物を持っているかと期待したものの、手ぶらの♂でした。



図鑑『札幌の昆虫』p179によると、
本種の♂は口から分泌した液で玉を作って♀に渡し、♀がこれを食べ始めると交尾する習性がある。

そんな奇妙奇天烈な配偶行動をいつか観察してみたいものです。



ヤミイロカニグモ♂の徘徊・懸垂下降@ウワミズザクラ花



2012年5月下旬

満開のウワミズザクラの枝で見つけたヤミイロカニグモ♂(Xysticus croceus)。
黒光りした頭胸部がいかつくて格好良い。
触肢が発達しており成体のようです。
♂は初見です。
関連記事→「ヤミイロカニグモ幼体:菜の花畑でつかまえて」、「幼虫を咥えつつ威嚇するヤミイロカニグモ♀


待ち伏せ型の狩りを行うはずですが、活発に徘徊していました。
蟹のような横歩きも披露。
移動の際に命綱(しおり糸)が見えます。
これを使った懸垂下降もお手のもの。
獲物となる訪花昆虫が多いので狩りの瞬間が見れるかと期待しましたが…。
食い気よりも色気で♀を探し歩いていたのかもしれません。

撮影後に一時捕獲すると体長約~7.5mm。



採集後、第一脚を振り上げた威嚇(万歳)姿勢


体長~7.5mm。どうしてもCO2麻酔下では歩脚が縮こまってしまう。


複雑な触肢の形状


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