2012/07/07

ヤミイロカニグモ♂の徘徊・懸垂下降@ウワミズザクラ花



2012年5月下旬

満開のウワミズザクラの枝で見つけたヤミイロカニグモ♂(Xysticus croceus)。
黒光りした頭胸部がいかつくて格好良い。
触肢が発達しており成体のようです。
♂は初見です。
関連記事→「ヤミイロカニグモ幼体:菜の花畑でつかまえて」、「幼虫を咥えつつ威嚇するヤミイロカニグモ♀


待ち伏せ型の狩りを行うはずですが、活発に徘徊していました。
蟹のような横歩きも披露。
移動の際に命綱(しおり糸)が見えます。
これを使った懸垂下降もお手のもの。
獲物となる訪花昆虫が多いので狩りの瞬間が見れるかと期待しましたが…。
食い気よりも色気で♀を探し歩いていたのかもしれません。

撮影後に一時捕獲すると体長約~7.5mm。



採集後、第一脚を振り上げた威嚇(万歳)姿勢


体長~7.5mm。どうしてもCO2麻酔下では歩脚が縮こまってしまう。


複雑な触肢の形状


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