2012/06/04
ネコハエトリ♂が♀を交接前ガード@水仙の花
2012年5月上旬
道端の花壇で水仙の花(八重咲?の園芸種)が咲き乱れていました。
オレンジ色の花の一つにクモが潜んでいます。
よく見ると、黒くて馴染みのネコハエトリ♂(Carrhotus xanthogramma)でした。
更に奥には同種の♀と思われるハエトリグモが住居網に篭っていました。
状況から推察するに、これは亜成体♀の脱皮室です。
♀が最終脱皮で成体になるのを待って直ちに交接するために♂がガードしていると思われます。
ネコハエトリの♂は♀よりも早く成体となり(雄性先熟)、ライバルの♂に♀を奪われないよう守るのです(交接前ガード)。
未だ交接できる体ではない未熟な♀は、様子を見に来た♂の侵入を許さず住居網から追い払いました。
♂は紳士的にすごすご退散すると、花弁の裏に回り込んで辛抱強く待機を続けます。
それにしても随分と乙女チックな場所に脱皮室を構えたものです。
秘密の花園が舞台だと「交接前ガード」も絵になりますね(フォトジェニック!)。
訪花昆虫を待ち伏せできる利点もありそうですけど、脱皮の直前は食欲が落ちるはずです。
一方、繁殖期のネコハエトリ♂は食い気より色気で頭が一杯でしょう。
恋の行方を最後まで見届けられず残念でした。
2012/06/03
キボシアシナガバチ女王の飛び立ちハイスピード動画
2012年5月中旬
キボシアシナガバチがクマザサの葉に止まって身繕いしていました。
時期的に単独営巣期の創設女王と思われます。
飛び立つシーンを試しにハイスピード動画(220 fps)で撮影してみました。
早春のコツバメ
2012年5月上旬
尾根道で低木の若葉に見慣れないシジミチョウが止まって何やらゴソゴソしていました。
産卵かと一瞬思ったものの、マクロレンズを装着して腹端を接写する暇もなく飛び去りました。
翅裏の模様からコツバメ(Callophrys ferrea)のようです。
初めて撮りました♪
食草はアセビらしいので、映像でコツバメが止まっていた木とは葉の形が違う気がします。
どうやら産卵ではなく、ちょっと羽を休めていただけのようです。
後で思うと、若葉や蕾に卵の有無をしっかり確認すればよかったですね。
「(コツバメの特徴として)静止時や吸蜜時は太陽に向けて体を横倒しにして止まることが多い。(wikipediaより)」
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