2010/12/20

ヒヨドリバナの花蜜を吸う夏のニホンセセリモドキ(蛾)




2010年7月下旬

ヒヨドリバナで吸蜜していた蛾。
見覚えがあるのに思い出せないでいたら、ニホンセセリモドキHyblaea fortissima)と虫我像掲示板にて教えて頂きました。
早春に出現するスプリング・エフェメラルの一つとして知られています。
真夏に見れるのは珍しいそうです。このまま成虫で越冬するらしい。

【追記】
蛾は年1化, 7月に羽化するが, ほとんど活動することなく, 夏, 冬を過ごすらしい。(Digital Moths of Japanより)



クロマルハナバチの振動受粉@タケニグサ





2010年7月下旬

タケニグサに訪花するクロマルハナバチBombus ignitusを発見。
個々の蜜量が少ないのか、せわしなく次々と飛んで訪花します。
近づいてみると花に止まったときに飛翔時の羽音よりも高音でブーンという音を発しています。
これは振動採餌と言って、胸部飛翔筋の振動によって葯から花粉をふるい落として効率よく集粉する行動です※。
後脚の花粉籠に黄緑色の小さな団子が見えます。


※『マルハナバチ・ハンドブック:野山の花とのパートナーシップを知るために』p40より引用
花蜜を出さず、豊富な花粉をマルハナバチに与えて花粉の一部を送粉してもらう特殊なマルハナバチ媒花もあります。それらの花は、下向きに咲き、大きな葯(花粉が入っている袋)が下方に露出しています。葯には振動に応じて少しずつ花粉をこぼす穴があります。マルハナバチは、葯を顎と脚で押さえ込んでぶら下がると、胸の筋肉を小刻みに振るわせて葯を揺すって花粉を落とし、体毛で受け止めるというやり方で花粉を集めます。そのような花粉集めの行動を「振動集粉行動」と呼びます。

ウラギンスジヒョウモン♀の交尾拒否




2010年7月下旬

ヒヨドリバナで吸蜜しているウラギンスジヒョウモン♀(Argyronome laodice)を撮影中にもう一頭の蝶が3回続けて飛来しました。
スロー再生(1/6倍速)で確認すると、♀は翅を立て腹端を軽く持ち上げて交尾拒否行動を示したようです。
求愛を断られた♂はあっさり諦めて飛び去りました。
よく調べられているモンシロチョウ(シロチョウ科)の交尾拒否は、産卵間近の♀が翅を広げ、腹を上げて交尾を断ります。
タテハチョウ科の交尾拒否を見たのは初めてかもしれません。

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