2024年3月下旬〜4月上旬
シーン0:3/27・午後15:47・晴れ・気温26℃(@0:00〜)
明るい日中にたまたま撮れた現場の様子です。
残雪がほとんど溶けた休耕地でホンドギツネ(Vulpes vulpes japonica)がホンドタヌキから乗っ取った営巣地を自動センサーカメラで見張っています。
シーン1:3/30・午後19:58・気温6℃(@0:03〜)
夜霧が立ち込める晩にキツネが写りました。
巣穴から外に出てきた直後なのか、それとも枯野を奥から手前に横切って来たのか不明です。
巣口Mを点検してから手前の二次林へ向かってくると、なぜか忍び足になりました。
近くでよく見ると、ヒゼンダニに感染して尻尾の脱毛が進行中の個体「細尾」でした。
雪国の寒冷地で脱毛が進行する疥癬に罹ると体温を保てなくなり、致死率が高いそうなのですが、なんとか春まで持ちこたえたようです。
シーン2:4/7・午後22:13・気温10℃(@0:36〜)
8日後の晩遅くに、キツネが営巣地に現れました。
これも尻尾がみすぼらしい個体「細尾」ですた。
左から来たキツネが巣口Mの匂いを嗅いで通り過ぎ、身震いしてから慎重に巣穴Rに潜り込みました。
その後に出巣Rシーンが監視カメラに撮れてないということは、私の知らない別の巣口とつながっているのでしょうか?
しかし、トレイルカメラにも弱点(特有の癖)があり、例えば画角の縦方向の動きを動体検知しにくいことが分かっているので、ただの撮り損ねだと思います。
理想を言えば、監視カメラを別アングルで(90°向きを変えて)もう1台増設したいところです。
しかし、現場の事情でどうしても無理なのです。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→
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