前回の記事:▶ 庭を探索する3匹の子ネコ
2023年9月中旬・午後14:10頃・くもり
民家の庭から逃げた子ネコを追いかけて横の路地裏に回り込むと、白黒模様のイエネコ(Felis silvestris catus)が歩き去るところでした。
背側は真っ黒で、下半身は白色の毛並みでした。
左右非対称の模様が個体識別に使えそうです。
右後脚が腿まで白く、左側だけ、黒い耳の後ろに白点があります。
やがて奥の道端で座り込んで待っていた成獣の別個体と合流しました。
この個体も白黒の模様で、鼻先が黒いです。
子ネコ?に近寄りながら小声で鳴いて♪挨拶しているようですが、少し遠くて聞き取れません。
この2頭が親子だとすれば、成獣の個体は母親でしょう。
イエネコ♂は一般に我が子を認識できず、子ネコの世話をすることはありません。
腹面に乳首がないかどうか目を凝らしてみても、私には分かりませんでした。
この時期にはおそらく子ネコも離乳しているはずです。
母親♀は路上に座って、右首の痒い部位を右後足で掻きました。
立ち上がると、親子で道端の茂みが気になるようで、見上げたり匂いを嗅ぎ回ったりしています。
親猫だけが尻尾を高々と上げて、道端に生えた雑草の茂みに対して何度も排尿マーキング(尿スプレー)をしたようです。
縄張りに尿スプレーをするのは雄猫♂だけだと思い込んでいた私は、辻褄が合わなくなって意外に思いました。
Perplexity AIに相談してみると、雌猫♀も発情したときなどに尿スプレーをすることがあるのだそうです。
この時期に見かける子ネコは春から初夏にかけて生まれた可能性が高く、生後少なくとも3〜4ヶ月程度経過していると推測され、既に離乳を完了しているでしょう。
離乳が済んだ母猫♀は再び発情し、この時期に縄張り内に尿スプレーを始めても不思議ではありません。
小さい方の白黒ネコは子猫(当歳仔)だと思っていたのですが、私の勘違いかもしれません。
数分前に見た白黒模様の子猫とは明らかに別個体で、しかも子猫より少し大人に見えます。
今回の動画で私の解釈は根本的にどこか間違っているのではないかと、自信がありません。
街なかで暮らす野良猫を本格的に観察するのも面白そうですが、大人が本気でフィールドワークすると不審者として通報されそうです。
小学生ならまだ許されそうなので、子供の自由研究向きのテーマかもしれません。
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