2024/05/16

アナグマが掘り返したばかりの古い巣穴に興味津々のホンドタヌキ♀♂ペア【トレイルカメラ】

 




2023年8月下旬 

シーン1:8/23・午前8:16・晴れ・気温27℃(@0:00〜) 


旧営巣地(セット)の古い巣穴LをリフォームしたニホンアナグマMeles anakuma)のペアが立ち去ってから3時間15分後、今度はホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)のペアが左から白昼堂々やって来ました。 
自然光下で見ると体色に違いがあるのが面白いですね。 
白っぽい毛の個体と、焦茶色の毛の個体のペアです。 
尻尾の黒斑だけを比べても全く異なります。

アナグマの残り香がするのか、匂いを嗅ぎながら巣口Lの手前から慎重に忍び寄ります。 
2頭が横に並んで同時に巣口Lに顔を突っ込み、匂いを嗅ぎました。 
夜明け前後にアナグマが巣口Lの拡張工事をしたばかりなので、近所のタヌキは興味津々です。 
土を掘り返したばかりの匂いで異変に気づいたようです。

急にタヌキ(茶)が振り返って自分の左肩を甘噛みしました。(@0:36〜) 
吸血昆虫に刺されて痒いのかな? 

巣穴Lには結局入らず、2頭のタヌキは左右に別れました。 


シーン2:8/23・午前8:17・晴れ・(@1:00〜) 
別アングルに設置した監視カメラに続きが撮れていました。 
ハエ(キイロコウカアブ?)がぶんぶん飛び回る巣口Rへ慎重に近づいたものの、匂いを嗅いだだけで中には入りませんでした。 
左へ戻りました。 


シーン3:8/23・午前8:17・晴れ・気温29℃(@1:25〜) 
左から戻って来たタヌキ(白茶)が、ゆっくり慎重に入巣Lしかけたものの、上半身をトンネルに入れただけで止めました。 
獣道を右上奥に立ち去りかけたのに、立ち止まって身震いしました。 
やっぱり巣口Lが気になるようで、再び戻ってきました。 
巣口Lに左からパートナーのタヌキ(焦茶)も戻ってきました。 
合流した2頭は縦列で右へ向かいます。 

はしゃいだり遊んだりする様子が全くなかったので、幼獣ではなく♀♂つがいの成獣なのでしょう。 


※ 動画の一部(シーン2)は編集時に自動色調補正を施しています。 



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