前回の記事:▶ 濃霧の晩に河畔林の溜め糞で排便するホンドタヌキのペア【トレイルカメラ:暗視映像】2021年11月下旬〜12月上旬・夜
河畔林の溜め糞場に夜行性のホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が出没する様子がトレイルカメラの監視映像に記録されていました。
カメラの設置場所を少し変えて、前回より近くから溜め糞場を見下ろすようにしました。
画面の奥を川が右から左に流れています。
シーン1:11/29・午後18:35
冒頭からタヌキがカメラ目線。
カメラを気にしながらも腰を屈めて排便しました。
今回は立派な固形糞でした。
左奥にあるニセアカシア立木の匂いを頻りに嗅ぎ回ってから左に立ち去りました。
ニセアカシアの幹に毛皮を擦りつけたような気もするのですけど、定かではありません。
シーン2:11/29・午後20:30
約2時間後に、タヌキが再登場。
個体識別できていませんが、同一個体が戻って来たのでしょうか?
画面の左上から現れ、立木の匂いを嗅いでいます。
カメラを警戒して画面から一旦消えたのですが、画角の左外の古い溜め糞の匂いを嗅いでチェックしてるようです。
シーン3:12/6・午前1:46
1週間ぶりにタヌキがやって来ました。
しかし溜め糞場には立ち入らず、立木の奥を左から右へ横切りました。
トレイルカメラの存在を警戒しているのでしょうか?
それとも便意がなかったり、他個体の糞の匂いが無いときは溜め糞場を素通りするのかな?
シーン4:12/7・午前5:38
冒頭からタヌキが溜め糞場に横向きで跨って排便中でした。
やや緩い固形糞をボトボトと排泄しています。
赤外線の暗視映像で今回の糞は珍しく白く写って見えました。
古い糞は黒く写るのですが、排便直後の糞は体温で(ホカホカ)白く見えるのかな?と初めは思いました。
しかし、これまでは排泄直後でも黒く見えていたので、何かいつもと違うメニューを食べたせいで糞の色が変わったのでしょう。
(例えば獲物を骨ごと食べて、糞に含まれるカルシウムが多いとか?)
シーン5:12/10・午後18:43
うっすらと霧が立ち込めています。
タヌキが溜め糞の匂いをじっくり嗅いでから古い糞を跨いで排便姿勢になりました。
タヌキは不潔な糞を足で踏んでも気にしない、というのが私にはちょっとした驚きでした。
カメラのバッテリーが消耗しているせいで、撮影が途切れてしまいました。
30秒後にトレイルカメラが再起動すると、用を足したタヌキが立木の奥に歩き去る後ろ姿が写っていました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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