2021年9月下旬・午後16:15頃・くもり
里山の山道(標高535m地点)をコブヤハズカミキリ(Mesechthistatus binodosus binodosus)が歩いていました。
久しぶりに出会ったので取り押さえると、おとなしくなりました(擬死状態)。
定規を並べて採寸します。
性別は?
触角に指で繰り返し触れてもなかなか逃げようとしません。
指で摘み上げて一時捕獲しました。
顔を正面から接写すると、大顎を大きく開きっぱなしにしていました。
他種のカミキリムシのように捕獲時に鋭い大顎を開閉する方が威嚇効果があると思うのですが、やりませんでした。
キーキー♪鳴いたり私の手に噛み付こうとしたりしませんでした。
ほとんど暴れず、おとなしくしています。
私が指を離すと、手のひらをせかせかと徘徊。
本種は後翅が退化していて飛べないので、手のひらから地面に転がり落ちました。
こうした特徴は昔に撮影済みですが、今回は高画質のFHD動画で撮り直しました。
過去の2回とも、捕まえてもおとなしくて、他のカミキリムシのようにキーキー鳴いて抗議することはありませんでした。
関連記事(12、13年前の撮影)▶
・コブヤハズカミキリ@山道
・コブヤハズカミキリ@ホオノキ
このグループは飛べないので本州の各地域によって種分化しているらしいのですが、東北地方にはコブヤハズカミキリしか分布していないそうです。
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