2020年1月上旬・午後15:05頃・くもり
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オナガガモ♀を囲い込む♂の求愛誇示:水はね鳴き、そり縮み(冬の野鳥)その1
川面で2羽のオナガガモ♀(Anas acuta)がそれぞれ複数の取り巻き♂を引き連れて川面を遊泳しています。(♂による♀の囲い込み)
登場する個体数が多い上に、群れがときどき入り交じるので、どうしても目移りしてしまいます。
♂による一連の求愛誇示(ディスプレイ)のレパートリーの中で、特に「水はね鳴き」と「そり縮み」を♂が披露する度に、1/5倍速のスローモーションにしてみました。(直後に等倍速でリプレイ)
今回は♂同士が♀を巡って争うシーンはありません。
♂が嘴で左に水飛沫を跳ね上げ(水はね鳴き@1:07)、続けてそり縮みも披露しました。(@1:17)
画面で♀aは♂の右に居るので不思議に思っていたら、もう1羽別個体の♀bが登場しました。
♂は後半のそり縮みの際に左を向いたので、この♂は一貫して左の♀bに気があることが分かります。
オナガガモ♂は意中の♀に対して水飛沫をかけ、そり縮みの直後に嘴を向けるのです。
川面で複数の♀♂が入り混じっていても混乱すること無く、まるで「フィーリングカップル」の電光掲示板のように好意(求愛)の対象は明確に伝わるようになっています。
囲い込みに参加する♂は一途で、特定の♀をひたすら追い回し、川面で寝ている別の♀とすれ違っても無関心でした。
♂が途中で求愛対象を別個体♀に乗り換えるかどうか、興味があるところですけど、今のところそのような浮気症の♂は見ていません。
婚活に参加しないでのんびり寝ている♂も居ます。
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