ノスリ(野鳥)営巣地での観察記録#5
▼前回の記事
柳樹上の巣で抱卵するノスリ♀(野鳥)
2019年5月上旬
9日ぶりの定点観察。
現場についてとりあえず手持ちカメラで対岸の巣を覗くと、ノスリ(Buteo japonicus)親鳥(おそらく♀)が珍しく巣内で立ち上がっていました。
何をしているのかいまいちよく見えないのですが、どうやら♂が運んできた獲物を♀が食事中だったようです。
(撮影中は、素人目には転卵しているのかと思いました。)
私がもう少し早く来ていれば、獲物の搬入シーンが見れたかもしれません。
急いでカメラを三脚に据え付けたものの、この日は晴天でも風が強くてカメラが振動してしまいます。
もっと三脚に投資して本格的で(プロ仕様の)剛健な物を買い揃えないといけませんね。
お金が無い者は無いなりに色々と工夫するしかありません。
まず、動画編集時に手ブレ補正すると、風による振動もかなり改善されました。
後日の撮影では、水入りのペットボトルを三脚に吊るして重しにして、振動を抑えるようにしました。
巣内の親鳥♀は、こちらを向いてキョロキョロ見回しています。
巣の縁にずっと立っていた親鳥♀がその場で足踏みを始め、つづけて座り込みました。(@3:45〜)
抱卵を再開したようです。
対岸から見ている私の目を避けるように、巣内で姿勢を低くしています。
30分ほど現場を離れてからこっそり再訪しても、巣内のノスリ♀は抱卵を続けていました。
営巣木の柳や河畔林のニセアカシア高木が強風で大きく揺れています。
周囲からホオジロ♂の囀り♪が聞こえます。
ノスリの営巣地に隣接する河畔林が一部伐採されていることに気づきました。
伐採作業のせいで親鳥が巣を放棄するのではないかと心配です。
なんとかこのストレスを乗り越えてくれれば、やがて伐採跡に草地が広がって野ネズミが増え、ノスリは巣の近くで獲物が増えて嬉しいかもしれません。
つづく→#6:ノスリの雛が孵化した!(野鳥)
ノスリ♀(野鳥)@巣:柳樹上+獲物捕食? |
ノスリ♀(野鳥)@巣:柳樹上+抱卵 |
0 件のコメント:
コメントを投稿