2016年7月下旬・午後18:50〜18:56
市街地に聳え立つ高圧線の鉄塔A#30にムクドリ(Sturnus cineraceus)の大群が集結し、やかましくジャージャー♪鳴いていました。
周囲からムクドリが続々と鉄塔に集まって来ます。
鉄骨にびっしり密集して鈴なりに止まっているムクドリのシルエットが夕焼け空を背景に見えます。
ムクドリが塒入りの前に行う有名な群飛(murmuration)は既に終わっていたようで、見れずに残念でした。
ちなみに撮影時刻はたまたま、ちょうど日の入り時刻(午後18:50)の前後でした。
観察を続けると、この鉄塔が塒ではなく就塒前集合と分かりました。
素人目にはこのまま高い鉄塔で夜を過ごしても充分に安全そうだと思うのですが、ムクドリの考えは違いました。
実はこの映像でもよく見ると就塒行動が一部で始まっているのですけど、その説明は続編で。
つづく→ケヤキ並木に塒入りするムクドリ(野鳥)の大群
【追記】
『カラー版自然と科学50:ムクドリ』p28-29によると、
北国では冬のあいだムクドリの大群はみられません。北海道や東北地方でムクドリの大群がみられるのは、真夏から秋です。(中略)雪のつもるのがおくれた年、北国ではいつもの年よりおそくまでムクドリの大群がのこっているようです。
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