2016年5月上旬〜中旬
飼育中のヒダリマキマイマイ(Euhadra quaesita)にカルシウム補給のため鶏卵の殻を与えました。
すると早速、自発的に潜り込みました。(冒頭部は10倍速映像)
夜になると、歯軋りのような音が聞こえてきます。
夜行性のヒダリマキマイマイが、卵殻を内側から歯舌でガリガリ齧っているのです。(ヘッドフォン推奨)
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ヒダリマキマイマイの咀嚼音♪を声紋解析してみる
カタツムリは光を嫌うのではないかと予想し、初めは暗視カメラで撮影してみました。
眩しい照明を点灯すると、歯舌の咀嚼音は止んでしまいました。
翌日に卵殻の内側を調べると、食痕が残っていました。
卵殻内の食痕 |
そのまま飼い続けると、日中に隠れるシェルターとしても鶏卵殻を利用するようになりました。
カタツムリの糞は摂取した食物の色素をそのまま反映しているのですが、鶏卵殻に残された糞は白っぽかったです。
殻の内側に薄皮のように残っているタンパク質成分も食べたのかもしれません。
鶏卵の殻を外側から齧るのは未だ見たことがありません。
卵殻内に白い糞@6月中旬 |
殻内の食痕はストロボで白飛びしてしまった。 |
試しにアサリの貝殻を与えてみたこともあるのですが、硬過ぎたのか、アサリを齧る様子は観察できませんでした。
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