2016年4月下旬・午後18:10〜18:13
風の強い夕方、山裾の上空で1羽の猛禽類が強風を利用して一点に留まり停空飛翔(ホバリング)していました。
風切り音に混じってピー、ピー♪という甲高く繰り返し鳴いている声もなんとか録音できました。
引きの絵にしないと空中に静止していることが伝わりませんね。
なんとなくノスリ(Buteo japonicus)ではないかと思ったのですが、定かではありません。
遠過ぎて鳥の種類が見分けられないのですけど、この辺りでよく見かける猛禽類として他にトビ、サシバが挙げられます。
激しく羽ばたきながらの停空飛翔(ホバリング)ではなく、翼を広げたままの帆翔で停空していました。
ときどき強風で流されてしまっても、また同じ空域に戻ってきます。帆翔 :翼をはばたかせず広げたまま気流を利用して飛ぶこと。(『夜鳥生態学入門』p77より)
強い逆風で行きたい所に行けなくて困っているのかもしれませんが、まるでウィンドサーフィンの遊びを楽しんでいるように見えました。
▼関連記事
台風の強風で遊ぶハシボソガラスの群れ【野鳥】
【追記】
関連記事(5年後の6月下旬に同じ山麓で撮影)▶ 対人威嚇の波状飛翔ディスプレイを繰り返しながら鳴くノスリ(野鳥)
一方で、この記事のノスリも同様の飛翔行動を繰り広げています。
しかし撮影時期が4月下旬なので、求愛のディスプレイ飛行と分かりました。
したがって、記事タイトルを「ウィンドサーフィン」から書き換えます。
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