2014年9月中旬
水辺に生えた柳(種名不詳)の幹でコムラサキ(Apatura metis substituta)が樹液を探し歩いていました。
翅の損傷が激しい個体で性別が分かりにくいのですが、翅表に光沢が無いので♀だと思います。
おそらくカミキリムシの幼虫が幹の内部から木屑を排出したと思われる穴に辿りつくと、口吻を伸ばして木屑から樹液を吸い始めました。
▼関連記事するとそこへもう一頭のコムラサキが幹を降りて来ました。
柳に穿孔する昆虫が木屑を外に排出する瞬間
こちらも翅の損傷が激しい♀個体です。
先客と入れ替わるように樹液酒場を占有しました。
力関係が明白なのか、戦わずして交代しました。
先客はすごすごと幹の裏側に回り込みました。
(裏側の幹にも樹液が滲んでいるのか確認していません。)
横から撮ると、伸ばした薄黄色の口吻が見やすくなりました。
翅を開閉しながら樹液を吸汁しています。
退化した棒状の前脚(タテハチョウ科の特徴)が見えます。
この日は水辺で計4頭のコムラサキと出会いましたが、なぜか♀ばかりで♂の姿はありませんでした。
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