2012/11/13

ジガバチ♀の穴掘りを邪魔するアリ



2012年8月上旬

今季見つけたジガバチ営巣地(標高約600m)に登ると、この日は尾根道(裸地)で営巣するジガバチ♀(※ヤマジガバチまたはサトジガバチ?)を何匹も見つけました。


※ 後日、同じフィールドで捕獲した♀♂はヤマジガバチと写真鑑定して頂きました。

裸地を徘徊していたジガバチ♀が巣の掘坑を開始。
大顎に力を込めて小石を掘り出す際にもジージー♪鳴きます。
通りかかったクロアリ(種名不詳)と激しい喧嘩になりました。
ジガバチが大顎で撃退しようとしても、小さなアリの方が俊敏でしつこく攻撃してきます。
最後はジガバチの方が飛んで退散。

同じ場所に戻って試掘を再開するも、今度は2匹のアリに襲われました。
またもや逃げ出したのはジガバチ♀の方でした。

もうこの場所は諦めたようです。

この日は同様の対決シーンを何度も観察しました。
映像に登場する♀は個体識別していません。(同一個体とは限らない)

生息密度の高いジガバチ営巣地をせっかく見つけたのに、アリに妨害されるせいで観察が捗りません。
ジガバチにとってアリは恐るべき天敵の一つと言えるでしょう。
狩りの後で獲物を蟻に奪われる例も後に観察しました(映像公開予定)。

蟻の巣が近くにあるのに営巣地の選定ミスを犯したジガバチ♀も悪いのですけど。

もし何らかの方法でお邪魔虫(アリ)の侵入を防いでやれば、ジガバチの営巣を助けてやれる
でしょうか? 
しかし下手に営巣地の周囲に水壕を掘ったり粘着シートを「蟻の這い出る隙もない」ぐらい敷き詰めたりすると、ジガバチの行動の妨げにもなりそうです。
(狩りの後は獲物を引きずって巣穴まで搬入するため。)
フィールドに蟻の巣コロリを撒いて駆除するのは抵抗あるしなー。
うーん、困った困った…。



【追記】
炭酸カルシウムのチョークで太い線を書くとなぜかアリは嫌って越えられない、という話を小耳に挟みました。
試しに実験してみる価値はありそうです。
おそらくジガバチの行動には影響は無いでしょう。



0 件のコメント:

コメントを投稿

ランダムに記事を読む