2012年6月上旬
峠道を通すために切り開いた法面にモルタルを吹き付け、落石防止の鉄骨を多数設置してあります。
ここで野生ニホンザル(Macaca fuscata fuscata)の群れに遭遇しました。
遊動しながら斜面に蔓延るクズの蔓を歯で噛み千切り、採食しています。
食べるのは必ず蔓の柔らかい先端部だけで、葉は食べないようです。
あまりにも美味しそうに食べるので帰ってから調べてみると、クズの蔓先は山菜としてヒトの食用にもなるらしい。
柔らかい蔓の先を採取し、漬物や煮物にするそうです。
茹でてお浸しや生のまま天ぷらにした方のブログによると、
わたしはお浸しで食べました。薄っすらうぶ毛がありますのでそのままだと食べた時にその感じが少し嫌な感じです。それを取るともう少し食べやすそうですが、いろいろな山菜を食べたなかでも、あまり美味しくない方です・・・。猿はクズ以外の葉もときどき採食していますが、植物に疎い私には見分けられません。映像から採食メニューが分かった方は是非ご一報ください。
ところで、映像の背景で澄んだ声で啼き続けている野鳥が気になっています。
鳴き声の主をご存知の方は教えてください。
ホオジロの「一筆啓上仕候」、「源平つつじ白つつじ」とは少し違うような?!
【覚書】
『頭骨コレクション』p87より
ある個体が毛づくろいや採食しているときに、後ろを振り返ったり、前を見上げたりした場合は、別のサルがやってくるので必ずその方向にレンズを向けること
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