2012年6月上旬・室温21℃
室内でオオハエトリを捕獲。
体長8mmとオオハエトリにしてはやや小柄ですが、触肢の発達した成体でした。
しばらく放置していると、保湿のため飼育容器内に入れておいたイワガラミの葉を足場として住居網を張り始めました。
ハエトリグモは徘徊性のクモです。
獲物を狩るための網は作りませんが、腹端の糸疣から糸を吐いてこのように住居網を張り、脱皮や交接などもこの中で行います。
たまたま容器壁面に近い位置に造網したので、プラスチック容器越しでも比較的明瞭に撮れました。
長撮りした動画を5倍速再生でお届けします。
糸腺が枯渇したのか、ときどき小休止を挟みながら作業を続けます。
休憩時は触肢や歩脚の先を舐めて掃除しています。
糸を紡いでうっすらと住居網が張り巡らされた。 |
体長8mm |
パンチンググローブのような触肢 |
左の触肢:刺状の突起が見える。 |
右の触肢:裏面に複雑な構造が見える。 |
実は5年前にも同じテーマで動画を撮っています。
関連記事はこちら→「オオハエトリ♂の住居網作り」今回はHD画質に改善されました。
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