ゴジュウカラ巣穴の定点観察記1
2012年3月中旬
未だ雪が残る低山で、細長い朽木の上部にキツツキが開けたと思われる穴に出入りしている鳥を発見。
ゴジュウカラ(Sitta europaea)は初見になります♪
2羽が出入りしているので、こんな早春から
この朽木は下部の二股に残る樹皮および周囲の森の環境からアカマツだと思います。
動画とは別に撮った写真を見直すと、シジュウカラ(Parus minor)が同じ巣穴を覗き込んで物色しているピンボケ写真が一枚だけ撮れていました。
繁殖期を前に、種間で営巣地の争奪戦があるのかもしれません。
どの野鳥が勝ち取るにしても、これから本格的に巣作りを始めるのなら定点観察してみたいものです。
(つづく→その2)
【追記】
有澤浩『北の樹海の博物誌――富良野の森に生命(いのち)のドラマを見る(22世紀アート)』という名著によると、
ゴジュウカラは樹洞営巣性の鳥だが、自らは巣穴を掘れず、自然にあるうろやキツツキ類の古巣などを利用して繁殖する。しかし、なんらかの理由で営巣場所が見つからないと、やむなく他の鳥の使用中の巣の横取りをたくらむことになる。
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