2011/12/17

アシグロツユムシ♀の身繕いと飲水



2011年11月中旬

アシグロツユムシ♀(Phaneroptera nigroantennataが腹部を前方に曲げて産卵姿勢を取っていたのに、カメラを取り出す間に警戒して中止してしまいました。
やがて身繕いを始めました。
右の触角を口でしごくように舐めています。
本種の長く黒い触角には所々白い節の部分が目立ちます。
次に右中脚の先を口で掃除しています。

そして足元の木の葉(ミズナラ)に付いた水滴に口を付けて飲み始めました。
口髭で水滴表面を触れて確認しています。


この映像は飼育下で撮りました。
実はコカマキリの生き餌として採集し飼育容器に同居させていた個体です。

たまたまコカマキリ♀が産卵間近で食欲が無いおかげで生き延びました。
(コカマキリ♀がアシグロツユムシ♀を捕食すると翅を毟ってから平らげますが、固い産卵管の部分だけ食べ残します。)
今季はコカマキリで手一杯でしたけど、今度はアシグロツユムシを主役に飼育してみるつもりです。
特に、♂の鳴き方や♀の産卵管の使い方を観察してみたいものです。



0 件のコメント:

コメントを投稿

ランダムに記事を読む