2024/06/06

夜の池で飛ぶウスバカゲロウの仲間?【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2022年8月中旬・午前後:頃・ 

シーン1:8/19・午後13:32(@0:00〜) 
明るい時間帯にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。 
里山で湧き水が溜まった浅い泉となり、沢の源流として画面の奥に向かって流れ出しています。 


シーン2:8/19・午後19:17(@0:03〜) 
すっかり日が沈んだ晩に、ウスバカゲロウの1種がハタハタと羽ばたきながら池の上を左から右へ横切って飛びました。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 
夜行性(薄明薄暮性)トンボの黄昏飛行だと面白いのですが、イトトンボ類でもないようです。 





そもそも今回、トレイルカメラのセンサーが何に反応して起動したのか不明です。 
夜な夜な池に飛来するコウモリが直前に素早く横切ったのかもしれません。 
コウモリが飛びながら超音波のエコロケーションで虫を狩る決定的瞬間をトレイルカメラで撮れないかと密かに期待しているのですけど、この池ではまだ撮れていません。

最近たまたま知って驚いたのですが、ウスバカゲロウと似ているクサカゲロウの成虫には
羽に超音波を防ぐ組織器官があり、コウモリからの食害を防ぐ働きがある。(wikipediaより引用)

夜蛾の一部にはコウモリのエコロケーションに対抗する手段を進化させた種類がいることは私も知っていましたが、クサカゲロウもステルス対策しているとは初耳でした。
そんな面白い話があるのなら、自分でも実験して確かめてみたいもののです。
しかし、コウモリを自由に飛ばせる広い実験部屋を用意したりクサカゲロウを何匹も飼育する必要があるとなると、素人にはかなり難しそうです。
(野外で実験できるのかな?)


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2024/06/05

古い巣穴に潜り込んで雨宿りするニホンアナグマ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年9月上旬〜中旬

ニホンアナグマMeles anakuma)の家族が転出した後の旧営巣地(セット)を自動撮影カメラで監視し続けています。
雨夜に戻ってきたアナグマが古い巣穴に出入りする様子をまとめました。


シーン0:9/7・午後14:18・気温33℃(@0:00〜) 
明るい時間帯にフルカラーで録画された現場の様子です。 


シーン1:9/9・午前4:41・気温21℃(@0:03〜) 
小雨が降る未明に、アナグマが左から登場しました。 
巣穴Lにゆっくり潜り込んだのは、雨宿りのためなのでしょうか? 
入巣する後ろ姿の股間に睾丸が見えたので、若い♂と判明しました。 
この営巣地で以前ヘルパー♂を務めた個体かもしれません。 
成獣♂は体格も顔つきも、もっと「ずんぐりむっくり」になります。 


シーン2:9/9・午前4:41(@0:28〜)
ところが、次にトレイルカメラが起動したときには、アナグマが左へ立ち去る尻尾だけが写っていました。 
どうやら巣穴Lの内見を済ませて外に出てきた瞬間を撮り損ねてしまったようです。 


シーン3:9/9・午前4:53(@0:33〜)
小雨が降り続く中、セットの奥の二次林内をうろついていたアナグマがなぜか立ち止まって動かなくなりました。 
5倍速の早回し映像にすると、ミズキの木の背後でアナグマの白く光る目だけが少し動いています。 
カメラの死角で林床を掘り返してミミズを捕食しているのかもしれません。 


シーン4:9/12・午後19:50(@0:54〜) 
3日後の晩は、土砂降りの豪雨でした。 
監視カメラは斜め下を向けて設置しているので、レンズが雨で直接濡れることはありません。  
右からやって来たアナグマが広場で身震いして毛皮の水気を切ってから、巣穴Rに入りました。 
今度こそ、巣内で雨宿りするのでしょう。 
その後、この個体が巣穴から外に出て行った瞬間はなぜか撮れていません。 

ところで、アナグマは巣穴を掘る際に雨水が中に流れ込まないような浸水対策を何か施しているのでしょうか?
子育てしていたアナグマ家族がこの営巣地から転出したのも梅雨の時期だったので、巣内が水浸しになったのではないか?と考えたこともありました。
ファイバースコープを導入して巣穴の奥を覗いてみたいのですが、今季はなるべく余計な手出しをしないように自重しています。


後半は余談になりますが、画面の赤丸に注目して下さい。(@1:09〜) 
1匹の小動物が激しい豪雨に打たれながらも広場を横切って右へ歩き、最後は林縁の灌木を登り始めました。 
アナグマが入巣Rした後の映像にたまたま写っていました。
5倍速の早回し映像にすると、謎の小動物の動きが分かりやすくなります。(@1:37〜) 
なんとなくニホンアマガエルHyla japonica)かな?と思ったのですけど、カエルならピョンピョン跳んで移動する気がします。 
野ネズミの中でも木登りが得意なヒメネズミApodemus argenteus)の可能性もありそうです。 
これまでも野ネズミが雨夜に登場したことが何度もありました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 




飛べ!ヤマトクチブトメバエ【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年9月上旬・午後14:50頃・くもり 

川沿いの堤防路の草むらでスズメバチに酷似した見慣れないハエを見つけました。 
初めはアップルミントの群落に居たのですが、訪花シーンを撮り損ねました。 
惚れ惚れするほど見事なベイツ型擬態で、かなりレベルが高いです。 
虫に詳しくない人が見たら間違いなく騙されて、恐れおののくでしょう。 
しかし体長はスズメバチよりも小さいです。 
私は触角や口器の形状からメバエ科の一種だろうと予想しました。 
擬態のモデルはおそらくコガタスズメバチVespa analis insularis)でしょう。 

オオブタクサの葉に止まり直したメバエをじっくり撮影してみました。 (冒頭のシーンだけ、違う種類の植物の葉にメバエが止まっていました。) 
撮れた写真で画像検索(Google Lens)してみると、どうやらヤマトクチブトメバエLeopoldius japonicus)と判明しました。 
やや珍しい種類らしいのですが、山形県ではレッドデータブックに登録されていません(絶滅危惧種というほどの希少種ではない)。 
撮影地点は平地(郊外)の堤防路で、大して自然度は高くありません。 
ススキやヨシ、クズなどに混じってニセアカシア、セイタカアワダチソウやオオブタクサなどの外来植物が繁茂するような環境です。
ヤマトクチブトミバエの寄主と思われるツチバチ類は多数見かけます。 

次のシーンでオオブタクサの葉から急に飛び立ったヤマトクチブトミバエを1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると(@0:31〜0:39)、同種の別個体が飛来した途端にまるで迎撃するように葉から飛び立っていました。
私はメバエの性別を形態的に見分ける方法を知りませんが、行動を見る限りでは、♂が縄張りを張って交尾相手の♀を待ち伏せしていたように見えます。 
ライバル♂を追い払ったのかもしれません。(縄張り占有行動?) 
あるいは寄主のツチバチが蜜源植物に来るのを♀が待ち伏せしていたという可能性も考えられます。 (別個体を追い払ったのは誤認?) 

オオブタクサの葉に止まり直すと、口吻の根元を少しだけ動かして角度を変えました。 
ヤマトクチブトミバエが葉から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:50〜) 
葉に着地した直後は翅を半開きにしていたヤマトクチブトミバエは、しばらくすると翅をしっかり閉じました。 
風が吹いて葉が揺れるので、ときどき足を踏み変えてバランスを保っています。 
止まり木で縄張りを張るトンボと違い、葉上のヤマトクチブトミバエは上空の飛翔体を分かりやすく複眼で追うことはしないので、どちらに飛ぶのか予測不能です。 
やがて、しっかり閉じていた翅を急に半開きに戻しました。(迎撃態勢?) 
後半はなかなか飛んでくれないので、痺れを切らした私がメバエの目の前で手足を振ったり物を投げつけたりして、強引に飛び立たせました。 


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外来植物のオオブタクサについて 


最近になって川沿いのこのエリア限定で草丈の高い見慣れない植物の群落が急激に増え始め、気になっていました。 
今回ヤマトクチブトメバエが葉に止まっていたのをきっかけに名前を調べてみると、悪名高い外来植物のオオブタクサと知りました。
風媒花で大量の花粉を撒き散らすので、花粉症の原因のひとつとされています。 
この堤防路では、古参の外来植物であるセイタカアワダチソウの群落を駆逐しつつある勢いです。 
メジャーな外来植物なのに、これまでどうして私の目に留まらなかったのか、逆に不思議です。 
幸い他のエリアでは見たことがありません。 
記憶を探っても、子供の頃にオオブタクサを見たことがあるような、ないような、自分でもはっきりしません。 (旅先で見かけたのかもしれません。) 
近年になって当地に侵入し、分布を急速に広げているのでしょうか? 
それとも駆除根絶に一度は成功した後に再侵入したのかな? 

オオブタクサの写真を撮ったのですが、連日の猛暑と雨不足のため、特徴的な形をした葉がすべてだらんと萎れていました。 
また機会があったら撮り直します。 

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