2023/12/19

育児の合間に巣外に出て独りで毛繕いするニホンアナグマ♀【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年5月上旬

ニホンアナグマ♀(Meles anakuma)の営巣地(セット)を2台のトレイルカメラで見張っています。
今回は基本的に同じことの繰り返しなので、5倍速の早回しでお届けします。 

シーン1:5/2・午前2:21・(@0:00〜) 
深夜に営巣地の広場に座り込んだ♀が痒い体を掻いていました。 
アナグマは移動を始める前に必ず身震いするようです。 
右手前の巣穴Rに入りました。 


シーン2:5/2・午後18:44・(@0:09〜) 
日が暮れた晩。 右手前に生えた灌木の枝葉の陰に隠れるように、座って休んでいます。 
トレイルカメラの存在を嫌がり、死角に隠れようとしているのでしょうか? 
地面(林床)の匂いを嗅ぎながら、画面の右端を右往左往しています。 


シーン3:5/2・午後19:56・(@0:26〜) 
♀が広場に座って体をボリボリ掻いています。 
仰向けになってからも体を掻き続けています。 
立ち上がって身震いすると、巣穴Rへ向かいます。 
入巣Rする前に一度振り返って警戒しました。 
カメラ目線になると、右目が左目よりも小さな個体であることが分かります。 


シーン4:5/3・午後19:43・(@0:44〜) 
広場に座り込んで体の手入れをしていた♀が、巣穴Rに戻りました。 
この個体はもしかすると、ヘルパー♂(若い息子)かもしれません。 
目が見れないと私には区別できないのです。 


シーン5:5/3・午後23:25・(@1:02〜) 
左奥の巣穴Lの方から右手前の巣口Rに回り込んで座り込み、体の手入れをしています。 
広場から獣道を歩いて手前へやって来ました。 
画面の下端で身震いすると、後退して広場に戻りました。 
再び座り込んで、体の手入れをしています。 

入巣Rしかけたら別アングルのトレイルカメラが起動しました。 
♀はそれに気を取られています。 


シーン6:5/3・午後23:27・(@1:20〜) 
別アングルで撮れた暗視映像を見てみましょう。 
巣口Rに入りかけた♀が立ち止まり、巣口で体を掻いたり仰向けで毛繕いしたりしています。 
画面に表示される気温データ15℃は異常値です。 

ところで、夜風に乗って雪のように大量に舞っている白い粉のような物は何なのでしょう? 
有翅型のアブラムシが群飛しているのか、それとも風媒花の花粉が飛散しているのかな? 
ハンノキの花粉にしては時期が遅いですし、スギ花粉ですかね?  


シーン7:5/3・午後23:29・(@1:44〜) 
アングル変更。 
広場に座り込んで体の手入れをしていた♀がようやく入巣R。 


シーン8:5/4・午前0:24・気温(@1:57〜) 
♀が広場に座って体を掻いたり身繕いをしたりしてから入巣R。 


シーン9:5/4・午後19:35・気温(@2:15〜) 
同じ日の晩にも♀がセットに座り込んで体の手入れをしています。 
広場を少しうろついてから入巣R。

※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


庭で落葉したカエデ樹上に現れたコガタスズメバチの古巣:2023年

2023年12月中旬 

初冬にコガタスズメバチVespa analis insularis)の古巣を見つけました。 
気温が下がり初雪が降った後なので、蜂のコロニーはとっくに解散しています。 
場所は川沿いの民家の庭で、落葉した庭木の枝先にぶら下がっていました。 
地上からの高さは目測で〜4mぐらい。 
外皮の直径はあまり大きくなさそうです。 

撮れた写真をよく見ると、モミジの葉が数枚、古巣の外皮に取り込まれたまま紅葉していました。 
これで営巣木がカエデと判明。 
すぐ横の堤防路を何度も通ったのに、庭木が落葉するまでコガタスズメバチの巣の存在に気づきませんでした。

スズメバチが庭木に営巣して獲物を大量に狩ったおかげで、庭や畑で植物を食い荒らす害虫の発生が抑えられたという側面があります。(生態系サービス
スズメバチやアシナガバチを目の敵にしないで共存して欲しいものです。
生態系ピラミッド(食物連鎖)の上位にいる捕食者昆虫を安易に駆除すると、下位の植食性害虫が大発生してしまいます。
これを駆除するために殺虫剤をさらに撒くと益虫がますます減り、悪循環になります。(生物多様性の貧困化)
害虫はやがて薬剤耐性を獲得します。
そんなことになって得をするのは、農薬メーカーや駆除業者だけです。

巣の側面(左上に巣口?)
巣の底面
今にも落ちそう。家主に叩き落とされそうになった?
全景
枝に僅かに残ったモミジの枯葉

餌場の雪解け田んぼを目指して次々に飛来・旋回するコハクチョウの群れ(冬の野鳥)

 

2023年3月下旬・午前10:55頃・くもり 

雪解けが進む広大な刈田をコハクチョウCygnus columbianus bewickii)の大群が早春の餌場としています。 
いくつもの小群が続々と飛来するので、どの編隊飛行を撮ろうか目移りしてしまいます。 
私が見た限り、別々に飛んできた白鳥の小群が空中で合流することはないようです。 
低空で何度も旋回して餌場の安全を確かめてから、雪田に着陸します。 
先客の白鳥が群れている餌場が安心するらしく、仲間の近くに着地・合流します。 
雪解け田んぼに降り立ったコハクチョウの群れは、散開して採食を始めます。 

住宅地での撮影は電柱や電線、民家が邪魔になり、優雅な着陸シーンをなかなか見届けられません。 
見通しの良い撮影ポイントを探しながら、餌場へ飛んで行く白鳥を私も追いかけて撮影しました。 
近くを飛んでくれると白鳥の鳴き声がかすかに聞こえます。 

この田園地帯を縄張りとしている留鳥のハシボソガラスは、冬鳥(渡り鳥)のコハクチョウが急に現れると餌場から追い払おうとしたり擬攻撃する(モビング)のではないか?と予想しました。
しかし最後の動画を見る限り、そんなことはないようです。 
体格もハクチョウの方がカラスに勝りますし、多勢に無勢となったカラスは逃げて距離を取りました。

ランダムに記事を読む