2023/11/19

夜の小川を泳ぐ小魚の群れと鯉【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年4月下旬・午前3:06・気温6℃ 

川岸のニセアカシアが小川を跨ぐように倒れた天然の丸木橋を自動センサーカメラで見張っていると、意外な生き物が撮れていました。 
画面の左から右へ小川が緩やかに流れています。 

深夜未明にトレイルカメラが起動した理由が分からなかったのですけど、小川の水中をよく見ると、多数の小魚がいました。 
白く光る目がスイーッ、スイーッとゆっくり動いています。 
群れをなして整然と泳ぐのではなく、ばらばらに泳ぎ回っていました。 
よく見ると、大きな魚も1匹遊泳していました。 
おそらくコイ(鯉;Cyprinus carpio)と思われます。 

この小川は街なかを流れてきた用水路ですから、魚が潜んでいるとしたら、本流の川から遡上してきた個体でしょう。

4倍速の早回し映像にした方が魚の動きが分かりやすいので、まずそちらをご覧ください。 
その後に等倍速でリプレイ。(@0:15〜) 

変温動物の魚類が水中で動き回っても、トレイルカメラのセンサーは反応しないはずです。 
きっと恒温動物の野ネズミなどが素早く横切ったのか、風揺れなどカメラの誤作動で起動したのでしょう。 
此岸に繁茂する草木をできる限り刈り取って赤外線の白飛びを抑えたら、水中の魚がよく見えるようになったようです。 

丸木橋を渡る様々な野生動物(肉食獣)や魚食性の野鳥が小川の岸辺を気にしていたのは、これらの魚群を狙っていたのだと分かりました。 



最後は明るい昼間にたまたま撮れた現場の様子を示して終わります。
日中は物陰に隠れているのか、魚影を見たことがありません。 
後日(5月中旬)、現場入りした際に左岸の水中から大きな魚がパシャン♪と跳ねる水音を聞きました。

2023/11/18

巣穴に近づくニホンアナグマ♂をワンワン♪鳴いて追い払う♀【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年4月下旬

二次林にあるニホンアナグマ♀(Meles anakuma)の営巣地(セット)を自動センサーカメラで監視しています。 
新機種のトレイルカメラを追加して、2つのアングルから2つの巣穴LRを狙うことにしました。 


シーン1:4/22・午後18:51・気温6℃(@0:00〜) 
今晩も♂が求愛しにやって来て、右の灌木林へ入りました。 
♀が発情したかどうか、頻繁に確かめないといけないのです。
林縁に佇み、手前の巣口Rの様子を伺っています。 

ちょうどその時、外出していた♀が獣道を通って(画面の下端から)セットに早足で帰ってきました。 
手前の巣穴Rに入ろうとしたら、近くに♂が来ていることに気づきました。 
♀は巣口Lで身を伏せて、夜這いに来た♂と対峙します。 
このとき♂による求愛声は聞き取れませんでした。 
強気の♀が少し前進すると、♂は退散しました。 
♀は身震いすると手前の巣口Rに戻り、体をボリボリ掻いたり辺りを警戒したりしています。 
ようやく♀が入巣Rすると、懲りない♂が右奥の灌木林からセットに戻って来ました。(画面の赤丸) 
今度は♀の巣穴に近づかず、林内を右に立ち去りました。 


シーン2:4/27・午前3:46・気温5℃(@1:21〜) 
5日後の未明にセットの奥で♀が佇んでいます。 
身震いしてから向きを変え、右の林内へ立ち去りました。 
セットの主である♀は、左右の目の大きさが違うという分かりやすい特徴があるので見分けられます。(右目<左目) 
このとき茂みの奥に別個体♂の白い目が光っています。(画面の2つの赤丸) 
♀が林縁からセットに戻って来ました。 
手前の巣穴Lの手前でキッと振り返り、♂の方を睨みつけました。 
このとき♂が求愛の鳴き声を発したかどうか、聞き取れませんでした。 
♀が奥へ猛然と突進し、♂を追い払いました。 
このときワンワン♪とイヌが吠えるような鳴き声を発しました。 
これがアナグマが威嚇(喧嘩)するときの鳴き声なのでしょう。 

♀は深追いしないで手前の巣穴Rにすぐ戻ってくると、身震いしてから入巣Rしました。 
このとき実は、♂が早くも未練がましく戻って来ており、奥の茂みの隙間から白い目が光っています。(画面の赤丸) 
アナグマ♂の行動をストーカーのようにしつこいと思うか健気と思うかは見る人次第でしょう。
強風が吹くと、トレイルカメラを固定した灌木が左右に大きく振動します。 


シーン3:4/27・午後3:56・気温10℃(@2:34〜) 
約10分後、♂が再び奥から現れ、一旦いつものように右の二次林へ向かいます。 
ちなみに気温のデータは異常値で信用できません。 
暗視動画を撮影中はトレイルカメラ自体が発熱するので、外気によって冷めるまで時間を開けないといけません。 

♂は地面の匂いを嗅ぎながら、ゆっくり手前の巣穴Rに近づきます。 
慎重に巣口Rを覗き込むも、中には入れず、慌てて身を翻して手前に逃走しました。 
巣内の♀に追い払われたのでしょう。 
このとき♂による求愛声も♀による威嚇の鳴き声も聞き取れませんでした。 


シーン4:4/28・午後20:31・気温14℃(@4:15〜) 
6日後の晩に、手前の巣穴Rのすぐ横に♀が座っていました。 
巣口Rを覗き込んだだけで中には入らず、左の方を見ています。 
急にワンワン♪と威嚇の鳴き声を発しながら、左へ突進しました。 
セットの近くまで来ていた♂を追い払ったのでしょう。 
♀はすぐに左から戻って来ると、入巣Rしました。 

今回の♀は左右の目が同じ大きさなので、ヘルパーかもしれません。



※ アナグマの鳴き声が聞き取れるように、動画の一部は編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 



ハルザキヤマガラシの花で採餌するクロマルハナバチ創設女王

 

2023年4月下旬・午後15:30頃・晴れ 

堤防路に咲いたハルザキヤマガラシの群落でクロマルハナバチ♀(Bombus ignitus)が訪花していました。 
時期的にワーカー♀ではなく創設女王だと思います。 
この組み合わせは初見でした。 

ハルザキヤマガラシの花序に止まると、蜂の体重で花柄がしなります。 
口吻を伸ばして吸蜜する女王蜂の後脚をよく見ると、花粉籠は空荷でした。 

ところで、菜の花の周囲を高速で飛び回っている(群飛?)微小な昆虫は何でしょうか? 
ハイスピード動画で撮れば分かったかもしれませんね。

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