2023/08/04

堅果給餌場の近くに野ネズミの巣穴を見つけた!

 



2022年12月中旬・午前11:30頃・晴れ 

これまで山林の斜面に立つカラマツの根元に様々な堅果(ミズナラのどんぐり、オニグルミ、クリ)を給餌して、野ネズミ(ノネズミ)が貯食のために持ち去る様子をトレイルカメラで記録してきました。 
餌場から堅果を運んで行った野ネズミがときどき左斜面のシシガシラ群落の下に隠れて長居してました。 
どうやら巣穴(または隠れ家)がありそうなので、その辺りを探してみることにしました。 

シシガシラ(常緑のシダ植物)を掻き分けながら斜面を探すと、野ネズミが食べ残したミズナラ堅果が転がっていました。 
コナラシギゾウムシ幼虫による虫食い穴(脱出痕)のあるドングリで、野ネズミが殻を割って中身を食べた後の半分だけが残されていました。 
これは以前、私が給餌場に置いたドングリのひとつでしょう。 (カラーペイントで目印をつけておけば良かったですね。)

さらに地面の落ち葉をめくると、すぐ近くに野ネズミの巣口を発見できました。 
指を差し込んで探っても、坑道(トンネル)は深そうです。 
奥に野ネズミが貯め込んだ堅果類や巣材(断熱材)の落ち葉が詰め込まれているかどうか、巣穴の発掘調査をしたいところです。 
迷った挙句、結局諦めました。 
私は独学で野ネズミを調べているので、巣穴を掘るのも全く初めてです。
発掘作業のノウハウを知りません。 
諦めた理由のひとつは、 掘る道具(移植ゴテ)を何も持ってこなかったからです。 
コロナ禍が収まっていないので、野生動物からヒトへの万一の病原体感染(スピルオーバー)を予防するために、ゴム手袋やマスク、ゴーグルなどを着用すべきかも?と土壇場で躊躇してしまいました。 
巣穴を暴いてしまうと野ネズミが引っ越してしまい、トレイルカメラに写らなくなってしまうはずです。
 
それでも今思うと、やはり思い切って棒で掘り返してみるべきでしたね…。 
ファイバースコープがあれば、巣穴の中の様子を非侵襲的に撮影することも可能かもしれません。 
根雪が積もる前の最後の観察となりました。

オオハンゴンソウの花で採餌するセイヨウミツバチ♀

 

2022年8月上旬・午前10:55頃・くもり 

山麓の農村部の農道沿いに繁茂するオオハンゴンソウの大群落でセイヨウミツバチ(Apis mellifera)のワーカー♀が訪花していました。 
吸蜜する蜂をよく見ると、後脚の花粉籠に橙色の花粉団子を満載しています。 
風揺れが激しくて、虫撮りには悪条件でした。 


関連記事(6年前の撮影:花粉籠は空荷)▶ オオハンゴンソウの花蜜を吸うセイヨウミツバチ♀ 


オオハンゴンソウは迷惑な特定外来植物です。 
『帰化&外来植物 見分け方マニュアル950種』によると、
・本種は無融合性生殖を行う。つまり花粉を受粉しなくとも(花粉を出す前からすでに)子房が膨らみ、種子の形成を始める。細胞分裂の気軽さで増殖できるのだ。 
・地下に栄養貯蔵器官をもつため、根こそぎ除かないと再生する。 (p728、p730より引用)

2023/08/03

根雪の積もったスギ林道を夜な夜なパトロールするニホンカモシカ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2022年12月中旬~下旬

根雪の積もった里山のスギ林道をニホンカモシカ(Capricornis crispus)が往来する様子をまとめました。 


シーン1:12/15・午前2:06・気温-3℃・(@0:00~) 
積雪は未だそれほど深くありませんが、乾いた(サラサラの)新雪です。 
雪が降る夜中にカモシカが雪道を右から歩いてきたのに、カメラの起動が遅れました。 
背中の毛皮が白い雪だらけで、しかも少し凍っているようです。 
画角外のスギ落枝で立ち止まり、おそらく顔の眼下腺をゴシゴシと擦り付けてマーキングしたようです。 
そのまま左へ立ち去りました。 


シーン2:12/15・午前2:55・気温-3℃・(@0:27~) 
48分後に、左から登場しました。 
同一個体が戻ってきたのかと思いきや、毛皮に雪が付着していないので、おそらく別個体のようです。
 (縄張りを動き回って体が温まり、毛皮の雪が溶けたのかもしれません。) 
道端のスギ落枝は素通りして、林道を右へ歩き去りました。 
雪が静かに降り続いています。 


シーン3:12/15・午後21:51・気温-2℃・(@0:38~) 
約19時間後の晩、林道に雪の積もって前の足跡が消されてしまっています。 
カモシカが左から右へ通り過ぎ、スギ落枝は素通りしました。 
背中に小さな氷の塊が付着しています。 
相変わらず、ちらちらと雪が降っています。 


シーン4:12/18・午後22:31・気温-5℃・(@0:51~) 
最低気温を更新しました。 
こんな過酷な条件でも律儀に録画してくれるトレイルカメラが素晴らしい。 

雪がちらつく晩に深雪が積もった林道を右からやって来ましたが、カメラの起動が遅れました。 
乾いた深雪をラッセルしてきた跡が残ります。 
カモシカの毛皮は全身雪まみれです。 
道端のスギ落枝で立ち止まり、どうやら眼下腺マーキングをしたようです。 


シーン5:12/20・午後22:43・気温-2℃・(@1:14~) 
左から来たニホンカモシカがスギ落枝をスルーし、そのまま右へ通り過ぎました。 
乾いた新雪をラッセルして行きます。 
雪は降り止んでいました。 


シーン6:12/21・午前3:21・気温-2℃・(@1:29~) 
雪面のあちこちがクレーターのように凸凹なのは、常緑のスギ樹上からときどき一気に落雪するからです。 

晴れた深夜にカモシカが画面左外のスギ落枝で立ち止まり、眼下腺マーキング。 
尻だけが雪まみれでした。 
その後は、そのまま左へ立ち去りました。 


シーン7:12/22・午後17:32・気温0℃・(1:47~) 
日の入り時刻は午後16:27。 
日が暮れた晩に珍しくガス(霧)がかかっています。 
(カメラのレンズが曇っているだけ?) 
深雪の林道をカモシカが右から来たのに、またもやカメラの起動が遅れました。 
道端のスギ落枝で立ち止まり、眼下腺マーキング。 

※ 動画編集時に自動色調補正を施して、暗視動画を明るく加工しています。 


どうやらカモシカが右から登場するときにはカメラの起動が遅れる癖があるようです。 
トレイルカメラの起動が遅れがちな理由としては、低温でどうしても乾電池の電圧が下がってしまうことがまず考えられます。 
もうひとつ思いついたのは、雪国で暮らす野生動物は冬毛の毛皮の断熱効果が高いために、体温をセンサーが検知しにくいのかもしれません。 
サーモグラフィカメラで撮影してみたくても、高嶺の花です。
トレイルカメラを設置した直後に自分で動作チェックしてみると、防寒具を着込んでいると(素肌を露出した部分が少ないと)確かにセンサーが検知しにくいようです。



 

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