2022/10/20

スギ林道を夜な夜な飛び回るコウモリ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2022年7月下旬 

里山のスギ林を通る林道で溜め糞場sをトレイルカメラで監視していると、ときどき夜にコウモリ(種名不詳)が飛来します。 
ヒトが植林した杉林は野生動物にとって魅力の乏しい(価値の低い)「緑の砂漠」という認識だったので、夜の杉林をコウモリが飛ぶとは意外でした。 
単に通り道(回廊)として使っているだけかもしれません。 
闇夜の林道を飛び回る夜蛾(動画公開予定)を狩ろうとしてるのでしょうか? 

シーン1:7/21・午後22:07 
高速で羽ばたくコウモリがカメラの直前を横切り、林道を右に飛び去りました。 
この設置地点でコウモリは初見です。 
一瞬の登場を1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 


シーン2:7/21・午後23:39 (@0:11〜) 
左上から飛来したコウモリが右旋回してカメラの方へ向かって来ました。 
トレイルカメラがかすかに発する内部ノイズ(超音波)に反応したのかな? 


シーン3:7/27・午前00:39 (@0:24〜) 
右へ飛び去りました。 


シーン3:7/28・午後21:08 (@0:33〜) 
コウモリが右へ飛び去りました。 
画面左下にタヌキが残したばかりの新鮮な糞が見えます。 
その溜め糞に3頭の鱗翅目(チョウ?夜蛾?)が集まって吸汁しています。
その夜蛾?をコウモリが狩ったら最高に面白いのですが、気づいてないのか素通りしてしまいました。 
自然界の生き物はなかなか私の予想通りに動いてくれません。 



ヒガシキリギリス♂の鳴き声♪を声紋解析してみる

 

2022年7月下旬・午前11:35頃・晴れ 

線路沿いの草むらからキリギリスの鳴く声がします。 
鳴き声の主を探すと、 ススキの生い茂る草むらの中にヤブカンゾウの群落があり、天辺のつぼみヒガシキリギリス♂(Gampsocleis mikado)が乗っていました。 
鳴いているキリギリス♂を見つけたのは初めてです。 
地上からの高さは目測で110cmぐらいでした。 

翅の動きに注目すると鳴き声と一致するので、この個体の鳴き声で間違いありません。 
ときどきチョン♪と鋭く鳴くときの翅の動きが顕著です。 
近くにいるらしい別個体♂と交互に鳴き交わしているようです。 
鳴き続けるのも激しい運動なのか、腹部を伸縮させて腹式呼吸しています。
近くの車道をひっきり無しに通る車の走行音がうるさいのに、キリギリス♂は周囲の雑音に負けじと平気で鳴いています。 
気温を測り忘れました。
・オスは前翅に発音器をもち、 
・成虫は夏に現れ、草むらなどに生息して他の昆虫などを捕えて食べる。鳴き声は「ギー!」と「チョン!」の組み合わせで、普通は「ギー!」の連続の合間に「チョン!」が入る。(wikipedia:キリギリスより引用)

自然の観察事典40『鳴く虫観察事典』によると、  
♂のキリギリスの前羽を調べてみると、羽のつけ根の部分だけが、背なかの上で重なりあうようになっています。この部分の左前羽の裏側には、太い翅脈に小さな歯がならんだヤスリがあります。そして右前羽の表側には、羽のふちの近くにまさつ片とよばれるかたい突起があります。キリギリスが羽をふるわせるたびに、重なりあった羽の部分で、まさつ片がヤスリをこすり、音を発生させます。発生したこの音を、膜状の発音鏡でさらに大きくして、キリギリスは、野原に大きな声を響かせるのです。(中略) 超音波をふくむ高い音波は、葉や枝に反射して遠くまでとどきません。そのため、キリギリスの♂たちは、繁った葉がじゃまにならないように、高い茎や枝にのぼって鳴きます。(p5より引用)


ヒガシキリギリス♂の鳴き声を声紋解析してみる 

いつものようにオリジナルの動画ファイルから音声をWAVファイルとして抽出し、なるべくノイズの少ない部分※を適当に切り出してからスペクトログラムを描いてみました。 
「チョン、ギー♪」から始まり、後半はなぜかチョン♪が省略されています。 
鳥の囀りさえずりとはまるで異なり、声紋にきれいな倍音構造は認められません。 
(※ 車の往来が途切れたときでも、風切り音が混じったり、歩行者の足音が聞こえたり、近くの町工場から出るノイズが混入したりしています。) 
音質にこだわるのなら、採集して飼育下で静かな深夜に録音するしかなさそうです。
つづく→ 鳴きながら脱糞するヒガシキリギリス♂


以下の写真では、発音器の前翅を激しく動かしている写真をあえて選んで掲載します。

2022/10/19

夜の池で浅瀬を泳ぐ野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2022年7月下旬・午後21:55頃 

山中の泉をトレイルカメラ(自動撮影カメラ)で監視していると、夜行性の野ネズミ(ノネズミ)が左岸に現れました。 
普段なら岸をぐるっと回り込むのに、近道するためか浅瀬を泳いで此岸に渡ったので驚きました。 
野ネズミの水泳シーンは初見です。 
水を怖がらないのですね。

画面の左下隅にしばらく居座り、何かしています。
鼻面を何度も水につけて手で顔を洗っているように見えるのですけど、どうでしょう?(水浴行動?)
まさか、左岸付近に集結して蠢いているオタマジャクシを捕食しようとしているのでしょうか? 
後半はカメラの死角に入り、見えません。 

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