2020/09/06

キンギンボクの花で穿孔盗蜜するクマバチ♀



2020年6月中旬・午後13:20頃・くもり

農地を囲む防風林と用水路の間の林縁にひっそりと咲いたキンギンボク(別名ヒョウタンボク)キムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が忙しなく訪花していました。

頭楯が黒い♀なのに、後脚の花粉籠は空荷でした。
もしやと思い訪花シーンをよく観察すると、吸蜜のために花筒の狭い入り口に顔を突っ込む正当訪花ではなく、毎回盗蜜していました。
未だ開花していない蕾からも穿孔盗蜜しています。
ハイスピード動画でも盗蜜行動をじっくり撮りたかったのですが、残念ながら薄暗い林縁だったので諦めました。(光量不足)


▼関連記事(1年前の撮影)
キンギンボクの花で採餌するクマバチ♀
当時はてっきり普通の正当訪花かと思い込んでいたのですけど、映像をしっかり見直すと、実はこのときも盗蜜していました。
たまにこういう新しい発見(解釈の訂正)があるので、動画に撮影済みの組み合わせでも飽きずに毎年一度は撮り直してみる価値がありそうです。

とにかく、一例を見ただけで何かを結論付けるのは危険です。

キンギンボクの送粉者を突き止めるのも今後の課題です。


シオヤトンボ♀:休息からの飛び立ち



2020年6月上旬

峠道の道端に蔓延るクズの蔓にシオヤトンボ♀(Orthetrum japonicum)がぶら下がるように止まっていました。
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

シオヤトンボ♀の動画を撮ったのは、なんと今回が初めてです。
▼関連記事(6年前の撮影) 
飛べ!シオヤトンボ♂【ハイスピード動画】




エゾハルゼミ♂が周囲の樹林で鳴いていますね。



2020/09/05

ノイバラに来たクロムネアオハバチ?



2020年6月上旬・午前11:00・晴れ

農道沿いに自生するノイバラの群落で見慣れないハバチの仲間が葉の上に乗って歩き回っていました。
どうやらノイバラの花や蜜には興味無さそうです。
ひょっとして、ノイバラの茎に集るアブラムシ類を捕食しに来たのだとしたら面白い話です。
それとも産卵が目的なのかな?

体色がきれいな黄緑色で、黒い斑紋があります。
私は未だハバチの専門的な図鑑を持っていないので、調べ物はインターネット頼みです。
黄緑色のハバチにも色々と種類があるようです。
今回見つけた個体はクロムネアオハバチ(Tenthredo nigropicta)でしょうか?
腹部が太いので、なんとなく♀かな?
もし間違っていたらご指摘願います。

やや高い枝葉に止まっているので、背側がしっかり撮れずフラストレーションが溜まります。
カメラのバックモニターがバリアングルでなくなったので、高所の被写体が上手く撮れません。
仕方がないので同定のため撮影直後に必死で採集を試みたのですが、ノイバラの棘だらけの茂みに阻まれてガサガサと揺らしてしまい、その隙にハバチは逃げてしまいました。

昆虫写真家の藤丸篤夫さんがノイバラに来る様々な昆虫の営みを写真で丹念に撮りためた『ノイバラと虫たち』という本が大好きです。
この写真集を見ると、掲載種の多さにとにかく圧倒され、このテーマはもう調べ尽くされてしまったような気になるかもしれません。

しかし、決してそんなことはありません。
この日に私がたった一箇所のノイバラ群落で遭遇した昆虫は、ミツバチとクマバチを除くと全て、『ノイバラと虫たち』の未掲載種でした。
筆者とは別の地域で調べれば、ノイバラに来る虫たちの顔ぶれも変わってくるのでしょう。(所変われば虫変わる)
日本の生物多様性も未だ捨てたものではありません。


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