2020/08/31

ミイデラゴミムシが田んぼの農道を逃走



2020年6月上旬・午後17:35頃・晴れ

水田の間を走る農道で夕方にミイデラゴミムシPheropsophus jessoensis)を見つけました。
初めは農道上で静止していて、何かを食べているようでしたが、背側からでは口元がよく見えませんでした。
私がマクロモードのカメラを近づけると、警戒したミイデラゴミムシは農道を走り回って逃げました。
最後は草むらに逃げ込みました。

捕獲して「ヘッピリ虫」が高温ガスを放出する様子を実演したいところです。
しかしピンセットや手袋などが無いと火傷しそうなので、今回は見送りました。

今回の調べ物で初めて知ったのですが、本種の幼虫は驚くべき偏食家で、ケラGryllotalpa orientalis)の卵しか食べないらしい。
したがって、田んぼに住むのは納得です。
幼少時は家の近所でもっと多く見かけたように記憶しています。
久しぶりで嬉しい出会いでした。




2020/08/30

シロツメクサの花で採餌するシロスジヒゲナガハナバチ♀



2020年6月上旬・午後15:40頃・晴れ

平地の原っぱに咲いたシロツメクサの群落でシロスジヒゲナガハナバチ♀(Eucera spurcatipes)と思われる蜂が訪花していました。
正当訪花で吸蜜するシロスジヒゲナガハナバチ♀は、後脚の花粉籠に橙色の花粉団子を付けて運んでいます。

複数個体を撮影。




ハシボソガラス2羽のモビングにも動じないノスリ(野鳥)



2020年6月上旬・午前11:40頃・晴れ

郊外の農村部でまっしぐらに飛んで来たノスリButeo japonicus)が電柱の天辺にフワリと着陸しました。
辺りをキョロキョロと見渡しています。
するとすかさず、2羽のハシボソガラスCorvus corone)が鳴きながら飛来し、ノスリのすぐ横の電線に止まりました。
カーカー♪と鳴き騒きながら電線から電線へ飛び移り、嫌がらせのようにノスリを牽制しています。
カラスに2対1のモビング(擬攻撃)されても、珍しくこのノスリは動じずに平然としています。
このノスリが特別に豪胆というよりも、カラスのモビングがいまいち迫力に欠けるような気がします。
近くの巣で育雛中ならもっと必死でモビングすると思うのですが、若くて経験不足のカラスなのでしょうか?
ノスリの鋭い眼光で睨まれたカラスはすぐに諦めて、2羽とも鳴きながら飛び去ってしまいました。
縄張り内でノスリの存在を黙認したことになってしまいますけど、それで良いのか?

しばらくすると、ノスリも電柱から飛び立ちました。
電柱に向かって歩いて近付こうとした私を警戒して逃げたようです。
広大な農地(畑)の上空で羽ばたきと上昇気流に乗った滑翔を交互に繰り返しながら高度を上げていきます。
カラスはもうノスリを追って来ませんでした。


ハシボソガラス2(野鳥)@電柱+モビング♪vsノスリ
ノスリ(野鳥)@滑翔:翼下面
翼上面

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